2026年ワールドカップで評価を上げた日本代表3人&評価を上げきれなかった3人

2026年ワールドカップで、日本代表はグループステージを突破し、ラウンド32ではブラジル相手に善戦しました。結果としてベスト16進出には届かなかったものの、大会を通じて存在感を高めた選手は少なくありません。

一方で、期待の高さに対して出場機会が限られた選手や、負傷などの影響で大会全体を通じたアピールが難しかった選手もいました。

今回は、2026年ワールドカップの日本代表メンバーの中から、評価を上げた選手3人と、評価を上げきれなかった選手3人を取り上げます。

なお、鎌田大地も大会を通じて2得点を記録するなど存在感を示しましたが、すでに代表内で確固たる地位を築いている選手でもあるため、今回は「評価を上げた選手」というより「実力を再証明した選手」として除外しました。

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目次

評価を上げた選手

上田綺世

今大会で評価を上げた選手として、まず名前を挙げたいのが上田綺世です。

グループステージから前線の軸として起用され、特にチュニジア戦では2ゴール1アシストの活躍を見せました。日本代表が4-0で勝利したこの試合で、上田は得点だけでなく攻撃の起点としても存在感を発揮しています。ワールドカップという大舞台で、センターフォワードとして結果を残した意味は大きいと言えるでしょう。

日本代表では長く「絶対的なCF」が定まりきらない時期もありましたが、今大会の上田はその立場に近づいた印象を残しました。得点力、ポストプレー、前線での献身性を含め、今後の代表でも一番手候補としての評価を強めた大会だったと言えます。

佐野海舟

佐野海舟も、今大会で評価を大きく上げた一人です。

中盤で先発起用される試合があり、ラウンド32のブラジル戦では前半に先制ゴールを記録しました。相手のミスを見逃さず、強豪ブラジルから得点を奪ったプレーは、世界に対して自身の存在を示す大きな場面だったと言えます。

佐野の魅力は、派手なプレーだけではありません。中盤での守備範囲、ボール奪取、切り替えの速さなど、試合の流れを支える部分でも貢献できる選手です。ブラジル戦の得点によって注目を集めましたが、その背景には大会を通じた安定した起用と信頼がありました。

ワールドカップ後に市場価値や欧州での評価が上がる可能性を考えると、佐野は今大会で最も印象を強めた日本代表選手の一人と言っていいでしょう。

鈴木彩艶

GKでは鈴木彩艶が評価を上げました。

今大会の日本代表で全試合に出場し、守護神としてゴールマウスを任されました。スウェーデン戦では相手の決定機を防ぐ好セーブがあり、ブラジル戦でも強力な攻撃陣を相手に存在感を見せています。

鈴木はまだ若く、GKとしてはこれからさらに経験を積んでいく年齢です。その中でワールドカップ本大会、しかも決勝トーナメントのブラジル戦まで任されたことは、代表内での序列を考えても大きな意味を持ちます。

日本代表のGKはこれまで大会ごとに評価が分かれることも多かったのですが、鈴木は今大会で一番手としての立場をより明確にしました。若さ、身体能力、欧州でのプレー経験を考えても、今後の代表を背負う存在として評価を高めた大会だったと言えるでしょう。

評価を上げきれなかった選手

久保建英

久保建英は、評価を下げたというより、評価を上げきれなかった選手として扱うのが適切でしょう。

初戦のオランダ戦では中村敬斗のゴールをアシストし、攻撃面でしっかり結果を残しています。ただ、その後は負傷の影響もあり、大会全体を通じて継続的に存在感を示すことはできませんでした。

久保の実力や代表内での重要性に疑いはありません。だからこそ、ワールドカップという大舞台でどこまでチームを引っ張れるかに注目が集まっていました。初戦で結果を出しただけに、コンディションさえ整っていれば、さらに評価を高められた可能性は十分にあったと思います。

今回は不振というより、負傷によって大会全体でのアピール機会が限られてしまった形と言えそうです。

鈴木唯人

鈴木唯人も、評価を上げきれなかった選手の一人です。

大会前から若い攻撃的MFとして期待されていましたが、実際の出場機会は限られました。チュニジア戦で途中出場したものの、チーム内の攻撃陣では鎌田大地、中村敬斗、堂安律、伊東純也らが結果を残しており、鈴木唯人が明確に序列を上げたと言えるほどの材料は多くありませんでした。

もちろん、出場時間が短い中で評価を大きく変えるのは簡単ではありません。むしろ今大会は、代表の中で現在どの位置にいるのかが見えた大会だったとも言えます。

今後の代表で定着するためには、限られた出場時間の中で数字や決定的なプレーを残すことが求められそうです。

菅原由勢

菅原由勢も、今大会では評価を上げきれなかった側に入ります。

複数試合で途中出場の機会はありましたが、右サイドでは堂安律が全試合で先発起用され、伊東純也も結果を残しました。その中で、菅原が大会を通じて明確に序列を押し上げたとは言いにくい状況です。

菅原は本来、攻撃参加やクロス、右サイドでの推進力に魅力のある選手です。ただ、今大会の日本代表では守備的な戦い方を選ぶ場面もあり、持ち味を大きく発揮する展開は限られました。

出場機会がまったくなかったわけではないため、代表内での信頼を失ったわけではありません。しかし、ワールドカップ後に「評価を上げた選手」として名前が挙がるほどのインパクトは残せませんでした。

まとめ

2026年ワールドカップの日本代表では、上田綺世、佐野海舟、鈴木彩艶の3人が特に評価を上げたと言えます。

上田は前線の軸として結果を残し、佐野はブラジル戦でのゴールを含めて中盤で存在感を発揮しました。鈴木彩艶は守護神として全試合に出場し、今後の日本代表GKの中心になり得ることを示しています。

一方で、久保建英は負傷の影響で大会全体を通じたアピールが難しく、鈴木唯人や菅原由勢も限られた出場機会の中で明確に序列を上げるところまでは至りませんでした。

日本代表はブラジル相手にあと一歩のところまで迫りましたが、ベスト16の壁を越えるには、主力のさらなる成長と、控え選手が大会中に序列を覆すような突き上げが必要になりそうです。

今大会で評価を上げた選手たちが、次の代表の中心になっていくのか。ワールドカップ後のクラブでの活躍にも注目したいところです。

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