【最新版|2026/27シーズン開幕時点】J1クラブ市場価値ランキング|秋春制初年度の戦力を比較

2026/27シーズンから、Jリーグはいよいよ秋春制へ移行しました。2月から6月にかけて行われた「明治安田J1百年構想リーグ」を挟み、8月に開幕して翌年6月に完結する初めてのシーズンが始まります。

百年構想リーグでは、20クラブをEASTとWESTに分けた地域リーグラウンドと、同順位同士によるプレーオフラウンドが行われました。通常の総当たり戦とは異なる大会方式だったため、その最終順位だけで各クラブの実力を判断することはできません。それでも、短期決戦で見えたチームの現在地や、その後の夏の補強を踏まえて市場価値を見ると、秋春制初年度の勢力図がより分かりやすくなります。

今回は、2026/27シーズン開幕時点のJ1全20クラブを、所属選手の市場価値総額が高いクラブから順に紹介します。初めての秋春制を迎えた各クラブの評価額を、百年構想リーグの結果や夏の補強とともに見ていきましょう。

※市場価値はTransfermarktを基にした推定額であり、実際の移籍金やクラブの資産価値を示すものではありません。

※日本円は1ユーロ=180円で換算しています。クラブによって登録人数が異なるため、市場価値総額は選手層の厚さにも左右されます。

目次

1位 鹿島アントラーズ

2133万€(38億3,940万円)
百年構想リーグ:2位

1位は鹿島アントラーズです。2025シーズンのJ1王者は、百年構想リーグでもEASTを制して最終2位に入り、市場価値でもJ1最高額を記録しました。

鈴木優磨や早川友基ら高評価の主力を抱え、登録29人で総額2133万€に到達しています。夏には濃野公人、荒木遼太郎、知念慶、師岡柊生らが移籍した一方、ヤン・マテウス、マテウス・ブエノ、広瀬陸斗を補強。大きな入れ替えがありながらも、秋春制初年度を市場価値1位で迎えました。

2位 川崎フロンターレ

2055万€(36億9,900万円)
百年構想リーグ:8位

2位は川崎フロンターレです。百年構想リーグは8位でしたが、脇坂泰斗ら実績ある主力を中心に、市場価値総額では鹿島アントラーズに迫りました。

夏にはデリキ・ラセルダ、ペドロ・ホマーノ、カイキ・ケイロスらを補強。前年末にも山原怜音、谷口栄斗、紺野和也、スベンド・ブローダーセンを獲得しており、新旧の選手を組み合わせた厚い陣容となっています。

3位 サンフレッチェ広島

2005万€(36億900万円)
百年構想リーグ:7位

3位はサンフレッチェ広島です。登録選手は27人とJ1最少クラスでありながら、市場価値総額は2000万€を超え、1人当たりの平均市場価値はリーグ最高となっています。

夏にはセバスティアン・アレー、浅野拓磨、川村拓夢という海外経験豊富な3人を獲得しました。百年構想リーグは7位でしたが、秋春制初年度へ向けた補強のインパクトはJ1でも屈指です。

4位 FC町田ゼルビア

1840万€(33億1,200万円)
百年構想リーグ:5位

4位はFC町田ゼルビアです。百年構想リーグでは5位に入り、市場価値と結果の両方で上位につけています。

相馬勇紀が200万€でチーム最高額となり、夏には明本考浩、松尾佑介、ミッチェル・デュークらが加入しました。登録人数は29人ながら総額は1800万€を超えており、評価額の高い選手をそろえた密度の濃い編成です。

5位 柏レイソル

1785万€(32億1,300万円)
百年構想リーグ:15位

5位は柏レイソルです。百年構想リーグは15位でしたが、市場価値では上位5クラブに入りました。

夏には遠藤渓太、満田誠、麻田将吾、弓場堅真らを獲得し、各ポジションの選択肢を増やしています。一方で登録人数は39人と多く、総額の高さには選手数も影響しています。厚い選手層をどう整理し、チーム力へ変えるかが問われます。

6位 FC東京

1715万€(30億8,700万円)
百年構想リーグ:4位

6位はFC東京です。百年構想リーグでは4位に入り、市場価値ランキングでも上位グループにつけました。

夏に加入したニコライ・ヴァリスは400万€で、J1全体の最高評価額を記録しています。さらに本間至恩と石原広教も浦和レッズから加わっており、夏の積極補強がクラブ総額を大きく引き上げました。

7位 ヴィッセル神戸

1675万€(30億1,500万円)
百年構想リーグ:1位

7位はヴィッセル神戸です。市場価値では7位ですが、百年構想リーグでは鹿島アントラーズとの順位決定戦を制し、特別大会の初代王者となりました。

夏にはアンデルソン・ロペスと渡辺皓太を獲得し、前線と中盤を強化しています。登録人数が41人と多いため総額には人数の影響もありますが、市場価値上位の選手だけに頼らず、経験と選手層でタイトルを獲得したチームといえます。

8位 ガンバ大阪

1535万€(27億6,300万円)
百年構想リーグ:9位

8位はガンバ大阪です。百年構想リーグは9位で、市場価値ランキングと近い位置につけています。

植中朝日やフィリップ・マックスらが加わり、夏にはイーライ・アダムスも獲得しました。一方で満田誠は柏レイソルへ期限付き移籍しており、秋春制の開幕に合わせて中盤と攻撃陣の組み合わせが変化しています。

9位 京都サンガF.C.

1498万€(26億9,640万円)
百年構想リーグ:16位

9位は京都サンガF.C.です。百年構想リーグでは16位でしたが、市場価値ランキングでは一桁順位に入りました。

320万€の評価を受けるラファエル・エリアスの存在が総額を大きく押し上げています。川﨑颯太、原大智、喜多壱也らが海外へ移籍した一方、本田風智、加藤蓮、山中亮輔らを補強しており、大幅な入れ替え後の再構築が注目されます。

10位 横浜F・マリノス

1410万€(25億3,800万円)
百年構想リーグ:13位

10位は横浜F・マリノスです。百年構想リーグでは13位でしたが、市場価値ではJ1のトップ10に入りました。

夏には鹿島アントラーズから知念慶、浦和レッズから二田理央、ジローナからGKルベン・ブランコを獲得。一方で渡辺皓太がヴィッセル神戸、加藤蓮が京都サンガF.C.へ移っており、中盤と最終ラインを中心に新たな形を作るシーズンとなります。

11位 ジェフユナイテッド千葉

1405万€(25億2,900万円)
百年構想リーグ:20位

11位はジェフユナイテッド千葉です。百年構想リーグは20位に終わりましたが、市場価値ではトップ10目前の11位に入りました。

夏には川崎フロンターレからエリソンを獲得し、ホシャ、マテウス・インディオ、矢村健、ダニエル・ホールらも加入しました。登録人数の多さも総額を押し上げているため、充実した選手層を実際の結果につなげられるかが重要です。

12位 浦和レッズ

1400万€(25億2,000万円)
百年構想リーグ:12位

12位は浦和レッズです。百年構想リーグも12位で、市場価値ランキングと同じ順位になりました。

登録選手は27人とJ1で最少クラスのため、総額は低めでも1人当たりの平均市場価値は比較的高くなっています。夏には林幸多郎、水沼宏太、南野遥海らが加入した一方、本間至恩、石原広教、松尾佑介らが移籍しており、コンパクトな陣容の中で大きな入れ替えがありました。

13位 V・ファーレン長崎

1363万€(24億5,340万円)
百年構想リーグ:17位

13位はV・ファーレン長崎です。8年ぶりに戻ったJ1で百年構想リーグは17位となりましたが、市場価値では13位に入りました。

チアゴ・サンタナや長谷川元希らに加え、夏には大南拓磨と保田堅心を獲得しています。登録選手の平均年齢はリーグでも高めで、若さよりも実績と経験を重視した編成が総額を支えています。

14位 清水エスパルス

1355万€(24億3,900万円)
百年構想リーグ:14位

14位は清水エスパルスです。百年構想リーグも同じ14位で終えましたが、その後の夏に攻守両面で積極的な補強を進めました。

オ・セフンを完全移籍で獲得したほか、木下康介、ウォン・ドゥジェ、須貝英大、ディエギーニョらが加入。新戦力を数多く加え、百年構想リーグから大きく陣容を変えて2026/27シーズンに臨みます。

15位 セレッソ大阪

1350万€(24億3,000万円)
百年構想リーグ:3位

15位はセレッソ大阪です。市場価値総額は中位以下ですが、百年構想リーグでは3位に入り、今回のランキング以上の結果を残しました。

開幕直前には、ザンクトパウリからオーストラリア代表のジャクソン・アーバインを獲得。リーグ内では比較的コンパクトな選手構成となっており、個々の評価額よりもチームとしての完成度が強みとして表れています。

16位 名古屋グランパス

1335万€(24億300万円)
百年構想リーグ:6位

16位は名古屋グランパスです。市場価値では下位グループとなりましたが、百年構想リーグでは6位に入り、順位と評価額の間に大きな差が見られました。

高嶺朋樹を完全移籍へ切り替え、マルクス・ヴィニシウスや小屋松知哉も加わっています。一方で夏には椎橋慧也や三國ケネディエブスらが福岡へ移っており、限られた戦力をどう再編するかが新シーズンのポイントになりそうです。

17位 アビスパ福岡

1203万€(21億6,540万円)
百年構想リーグ:19位

17位はアビスパ福岡です。百年構想リーグでは19位と苦しみましたが、夏の移籍市場では大きなテコ入れを行いました。

なかでも注目は、バルセロナなどでプレーしたオリオール・ロメウの加入です。ウェリック・ポポや師岡柊生、椎橋慧也らも加わっており、市場価値ランキング以上に補強のインパクトを感じさせる陣容となっています。

18位 水戸ホーリーホック

1050万€(18億9,000万円)
百年構想リーグ:18位

18位は水戸ホーリーホックです。岡山との差はわずか2万€で、クラブ史上初めてとなるJ1での本格的なシーズンを市場価値18位から迎えます。

百年構想リーグは18位でしたが、夏にはヤクブ・スウォビィク、家泉怜依、仙波大志、内野航太郎、木本恭生らを補強しました。J1経験者や海外経験者を加え、総額以上の競争力を作れるかが注目されます。

19位 ファジアーノ岡山

1048万€(18億9,000万円)
百年構想リーグ:11位

19位はファジアーノ岡山です。百年構想リーグでは11位となり、J1定着へ向けて大きく崩れない戦いを続けました。

夏にはFC町田ゼルビアからナ・サンホを獲得し、開幕直前には全北現代モータースからオベルダンも加入。白井康介の完全移籍加入を含め、攻守の経験値を高めながら市場価値1000万€台を維持しています。

20位 東京ヴェルディ

960万€(17億2,800万円)
百年構想リーグ:10位

20位は東京ヴェルディです。市場価値総額はJ1で唯一1000万€を下回りましたが、登録選手の平均年齢はリーグ最年少の25.0歳で、若い選手を育てながら戦うクラブの特徴が数字にも表れています。

夏には浦和レッズから柴戸海を獲得し、鹿島アントラーズから溝口修平、川崎フロンターレから神田奏真が期限付きで加入しました。百年構想リーグでは10位に入っており、総額だけでは測りきれない組織力を持つチームです。

まとめ

2026/27シーズン開幕時点のJ1クラブ市場価値ランキングでは、鹿島アントラーズが2133万€(38億3,940万円)で1位となりました。2位の川崎フロンターレ、3位のサンフレッチェ広島までが2000万€を超え、上位3クラブを形成しています。

一方、百年構想リーグを制したヴィッセル神戸は7位、3位のセレッソ大阪は15位でした。市場価値総額がそのまま成績に直結するわけではなく、戦術や組織力、選手の組み合わせが大きく影響することが分かります。

登録人数にも大きな差があり、41人の神戸や39人の柏は総額が高くなりやすい一方、27人の広島と浦和は少人数での評価額となっています。なかでも広島は最少クラスの人数で3位に入り、選手層の「量」ではなく「市場価値の密度」が際立ちました。

20クラブの市場価値総額は約3億120万€、日本円で約542億1,600万円です。初めての秋春制が進むなかで、若手の台頭や新加入選手の活躍によって、このランキングがどのように変化していくのかにも注目です。

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