プレミアリーグの各チームの選手市場価値をランキング形式で紹介するこのブログでは、2023/2024シーズンにおける各チームのパフォーマンスを深堀りし、その背景にある選手たちの価値を探ります。今回は名門チェルシーFCを取り上げ、今シーズンここまでの成績や選手たちの活躍を基に、彼らの市場価値を探っていきましょう。
チェルシーは、2023/2024シーズンをマウリシオ・ポチェッティーノ監督の下で迎え、プレミアリーグをはじめ、FAカップやEFLカップにも挑戦しています。今シーズンはUEFAの大会には参加しておらず、国内リーグとカップ戦に集中しています。ここまでの成績を見ると、チェルシーはリーグ戦で中位の成績を収めており、ゴール数に関しては、ホームとアウェイでそれぞれ20ゴール、21ゴールを挙げており、総合的に41ゴールを記録しています。一方で、失点数も40に上り、ゴール差はわずかに+1という状況です。
このデータを踏まえ、チェルシーの選手たちはどのようにそれぞれの価値を示しているのでしょうか。特に注目されるのは、大型補強やキープレイヤーの活躍です。今回は、チェルシーの中で特に市場価値が高いとされている選手や、活躍が期待される若手選手に焦点を当て、彼らのプレミアリーグでのパフォーマンスを基にランキングを作成します。
ファンの間ではすでに多くの議論が交わされていますが、実際のところ、どの選手がチームの成績に最も貢献しているのでしょうか。このブログを通じて、チェルシーの選手たちが今シーズンにおいてどのような価値を持ち、どのようにチームの成績に影響を与えているのかを深掘りしていきます。
10位 ロメオ・ラヴィア
4000万ユーロ(64億円)
ロメオ・ラヴィアは、2023年にサウサンプトンからチェルシーに移籍したベルギーのサッカー選手です。2004年1月6日にベルギーで生まれ、守備的ミッドフィールダーとしてプレーしています。彼は身長181cmで、現在20歳です。ラヴィアはアンデルレヒトのアカデミー出身で、2021年にプレミアリーグのマンチェスターシティでプロデビューを果たし、その後2022年にサウサンプトンへと移籍しました。サウサンプトンの降格後、2023年にチェルシーに加入しました。
2023/2024シーズンでは、プレミアリーグで1試合に出場し、ゴールやアシストは記録していません。シーズン始めに足首の怪我を負い、12月のクリスタルパレス戦で復帰しましたが、その復帰試合でまた負傷してしまい今季はそのまま絶望的になってしまいました。
彼のプレースタイルは、ボールを回収することに長け、強度の高いプレスを利用して、ボールを持った状態での前進やラインを破るパスを得意としています。また、ゲームの読みと意識の高さも評価されており、特に守備的なミッドフィールダーとしての役割を果たしています。
彼はまた、2023年にベルギーのA代表に初招集され、ドイツとのフレンドリーマッチで代表デビューを果たしました。今は怪我で出場できていませんが、ラヴィアは将来有望な若手選手の一人と見なされています。彼の成長とチームでの影響力に期待が寄せられています。
9位 アクセル・ディサシ
4200万ユーロ(67億2,000万円)
アクセル・ディサシは、1998年3月11日にフランスのゴネスで生まれた26歳のプロサッカー選手です。彼は現在、プレミアリーグのチェルシーでディフェンダーとしてプレーしており、主にセンターバックの位置で活躍しています。ディサシはパリFCのユースアカデミー出身で、その後ランス、モナコを経て2023年にチェルシーへ移籍しました。チェルシー加入後の2023/2024シーズンは、プレミアリーグで25試合に出場し、2ゴールを記録。EFLカップでは7試合に出場して1ゴールを挙げ、FAカップでも5試合に出場しましたが、ゴールはありません。
ディサシは、ディフェンス力の高さで知られ、2023/2024シーズンには、プレミアリーグで5回のクリーンシートを達成しています。しかし、6枚のイエローカードを受けており、ファウルやカードの面では注意が必要です。その一方で、攻撃参加も注目されており、ホームとアウェイで2ゴールを決めています。パスの成功率は約91%に達し、ディフェンダーとしては非常に高い数値を示しています。
フランス代表としては、2022年と2023年に合わせて5試合の出場がありますが、ゴールは記録していません。クラブレベルでは、ランスでのリーグ2優勝や、モナコ時代のUEFAヨーロッパリーグでの活躍、そしてチェルシー移籍後のEFLカップ準優勝など、複数の実績があります。
チェルシーでは、彼の守備的貢献とともに、時折見せる攻撃参加がチームにとって大きな価値を持っています。これまでのパフォーマンスから、ディサシはチームの守備陣を支える重要な選手としての地位を確立しており、今後もその活躍から目が離せません。
8位 ラヒーム・スターリング
4500万ユーロ(72億円)
ラヒーム・スターリングは、イングランド出身の29歳のサッカー選手で、現在チェルシーでプレーしています。彼は1994年12月8日にキングストンで生まれ、身長は172cmです。スターリングは主にフォワードとしてプレーし、攻撃的ミッドフィールダーとしてもプレーできます。マンチェスター・シティから2022年7月にチェルシーに移籍し、これまでプレミアリーグチャンピオン4回と3回のプレミアリーグ月間最優秀選手賞を受賞しています。
2023/2024シーズンは、プレミアリーグで25試合に出場し、6ゴールを記録。FAカップでは5試合に出場して1ゴール、EFLカップでは6試合に出場して1ゴールを挙げています。スターリングのプレースタイルは、ドリブル能力に長け、ゴール前でのポジショニングの優れた感覚を持ち合わせています。ペップ・グアルディオラの下でマンチェスター・シティでプレーした経験から、ゲームのさまざまな面で成長を遂げました。
スターリングはイングランド代表としても活躍しており、これまでに82試合に出場し20ゴールを記録しています。彼は若い年齢からトップレベルでのキャリアが期待され、リバプールでプレミアリーグデビューを果たしてからは、そのキャリアを着実に築き上げてきました。
彼の技術とゴールへの嗅覚はチェルシーにとって貴重な資産であり、今後もチームの攻撃を牽引する重要な役割を担っていくことでしょう。
7位 コナー・ギャラガー
4800万ユーロ(76億8,000万円)
コナー・ギャラガーは、2000年2月6日生まれの24歳で、イングランドのエプソム出身のプロサッカー選手です。彼は現在、プレミアリーグのチェルシーFCで中盤の攻撃的ミッドフィールダーおよび守備的ミッドフィールダーとして活躍しています。ギャラガーはチェルシーのアカデミー出身で、プロキャリアの中でチャールトン・アスレティック、スウォンジー・シティ、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン、クリスタル・パレスへのローン移籍を経験しています。
2023/2024シーズンでは、プレミアリーグで26試合に出場し、2ゴールを挙げ、5アシストを記録しています。FAカップ、EFLカップでもそれぞれ貢献し、チームの重要な選手の一人となっています。ギャラガーは「ボックス・トゥ・ボックス」タイプのミッドフィールダーであり、守備も攻撃もこなすことができます。彼の運動量、タックル、パス能力は高く評価されており、元チャールトンのマネージャーであるリー・ボウヤーやパトリック・ヴィエラによって彼のプレースタイルは高く評価されています。また、フランク・ランパードに憧れて育ち、そのスタイルを模範としています。
イングランド代表としても活躍しており、U-17レベルから代表に選ばれ、2017年のFIFA U-17ワールドカップで優勝を経験しています。2021年にはA代表デビューを果たし、2022年のFIFAワールドカップのイングランド代表メンバーに名を連ねました。
ギャラガーの能力とポテンシャルは、彼が今後もチェルシーおよびイングランド代表で重要な役割を果たしていくことを示しています。
6位 レヴィ・コルウィル
5000万ユーロ(80億円)
レヴィ・コルウィルは、イングランド出身の21歳で、チェルシーFCでディフェンダーとしてプレーしています。彼は2003年2月26日に生まれ、身長は187cm、体重は83kgです。コルウィルは左足が利き足であり、特にセンターバックの位置でプレーしますが、左サイドのサイドバックやウイングバックとしてもプレーできます。
2023/2024シーズンでは、プレミアリーグで23試合に出場し、1ゴールを記録しています。彼はまた、EFLカップで7試合、FAカップで2試合に出場し、各試合で安定したパフォーマンスを見せました。コルウィルは強力な守備能力を持っており、特にタックルやインターセプトでの貢献が目立ちます。彼は平均して90分間に2.40のタックルと1.25のインターセプトを記録し、クリーンシートを5回達成しています。
イングランド代表としても活躍しており、2023年にはU21ヨーロッパ選手権でイングランド代表の一員として優勝を経験しました。この大会では全試合にほぼ出場し、ゴールを許さずにチームの勝利に大きく貢献しました。また、2023年にはイングランドのA代表に初招集され、オーストラリアとのフレンドリーマッチでシニアデビューを飾っています。
彼のプレースタイルは、ボールを扱うディフェンダーとして、ゲームの構築に積極的に関与します。チェルシーのアカデミー出身であり、ジョン・テリーに比較されることもありますが、これは背番号、アカデミー出身であること、そしてポジションが同じであるためです。コルウィルは今後、クラブおよび国際舞台でのさらなる飛躍が期待される若手選手の一人です。
5位 リース・ジェームズ
5000万ユーロ(80億円)
リース・ジェームズは、1999年12月8日生まれのイングランド出身で、チェルシーFCのディフェンダーとして活躍している24歳の選手です。彼は右利きで、サイドバックやウイングバックのポジションでプレーすることで知られ、その身体能力と優れたクロス能力が特徴です。ミッドフィールドや3バックとしてもプレーすることができます。
彼のプロキャリアは、2018年にチャンピオンシップのウィガン・アスレティックへのローン移籍でスタートしました。ウィガンでの印象的なパフォーマンスにより、数々の賞を受賞し、チームのシーズン最優秀選手に選ばれました。その後、2019年にチェルシーでのデビューを果たし、初ゴールと2アシストを記録するなど、素晴らしいスタートを切りました。ジェームズはまた、チェルシー史上最年少のUEFAチャンピオンズリーグのゴールスコアラーとなり、チームを大会優勝に導きました。
2023/2024シーズンでは、プレミアリーグで8試合に出場し、アシストを1つ記録していますが、ゴールはまだありません。EFLカップでもプレーしていますが、FAカップではまだ出場機会がありません。2022年9月にチェルシーとの新しい6年契約にサインし、クラブと長期契約しましたが、その後、膝の怪我やハムストリングの問題に悩まされています。
ジェームズはイングランド代表としても活躍しており、若年層の代表チームからA代表チームまで、多くのレベルで国を代表しています。2020年にシニア代表に初招集され、これまでに複数の国際試合に出場しています。
チェルシーのキャプテンに任命された後、ジェームズはチームのリーダーとしても重要な役割を果たしていますが、2023年末にハムストリングの手術を受けたため、現在は復帰を目指してリハビリ中です。
4位 コール・パルマー
5500万ユーロ(88億円)
コール・パルマーは、2002年5月6日にイングランドのマンチェスターで生まれた、チェルシーFCの有望なミッドフィールダーです。彼は2023年の移籍期限最終日にマンチェスター・シティからチェルシーへの大きな移籍を果たし、追加の1年のオプション付きで7年契約を締結しました。2023/2024シーズン、パルマーは既にチェルシーで大きな影響を与えており、プレミアリーグでは23試合の出場で11ゴール、EFLカップでは6試合の出場で2ゴール、FAカップでは5試合の出場で1ゴールを記録しています。
パルマーのサッカー人生はマンチェスター・シティでのアカデミーからスタートし、2020年9月にトップチームデビューを果たしました。彼はキャリアを通じてその多才さを示し、主に攻撃的ミッドフィールダーとしてプレーする一方で、右ウィングやセンターフォワードとしてもプレーできます。
彼のパフォーマンスは注目されており、2024年のロンドン・フットボール・アワードで年間最優秀若手選手に選ばれました。さらに、パルマーはアリエン・ロッベンの記録を更新し、21歳以下のチェルシー選手としてシーズン最多ゴール貢献を達成しました。
国際舞台では、パルマーは様々な年代のイングランド代表として活躍しており、2019年のUEFA U-17欧州選手権、2023年に優勝したU-21代表などでプレーしました。2023年11月にはA代表に初招集され、UEFAユーロ2024予選のマルタ戦でデビューを飾りました。
パルマーのチェルシーでの貢献と、さらなる成長の可能性は、彼をイングリッシュ・フットボールで最も注目される若手の一人にしています。
3位 クリストファー・エンクンク
7000万ユーロ(112億円)
クリストファー・エンクンク選手は、1997年11月14日にフランスのランジー=シュル=マルヌで生まれた26歳のフォワードです。彼は右足利きで、身長は178cm、体重は68kgです。エンクンク選手は、2023/2024シーズンにチェルシーでプレミアリーグ7試合に出場し、2ゴールを記録しています。彼のプレミアリーグでのゴール数は合計2ゴールで、平均して90分あたりのゴール数は0.57です。また、シュート成功率は87.50%に達しており、彼のシュート精度の高さを示しています。今シーズンはプレシーズンで膝の負傷により復帰に4ヶ月かかり、2月の受傷によりさらに1ヶ月程度の離脱することになってしまいました。
エンクンク選手はフランス代表としても活躍しており、若い年齢から国際舞台で経験を積んできました。PSGとRBライプツィヒでの成功を経て、彼は多くのトロフィーを獲得し、その才能を証明してきました。ライプツィヒでの活躍を経て、チェルシーに加入し、新たなチャレンジを続けています。
エンクンク選手のこれまでのキャリアと、チェルシーでの成功は、彼が今後も注目すべき才能であることを示しています。プレミアリーグでの更なる活躍が期待されています。
2位 モイセス・カイセド
8000万ユーロ(128億円)
モイセス・カイセド選手は、2001年11月2日生まれのエクアドル出身で、現在チェルシーFCでミッドフィールダーとして活躍している22歳です。身長は178cmです。2023/2024シーズンには、プレミアリーグで24試合に出場し、1アシストを記録していますが、ゴールはまだありません。彼はEFLカップで7試合、FAカップで5試合にも出場しましたが、こちらでもゴールは記録していません。
カイセド選手は、パス能力が特に優れており、平均で1試合あたり約61.14回のパスを成功させ、パス成功率は91.83%に達しています。また、彼のキーパス数は1試合あたり0.65回で、これにより重要な得点チャンスを生み出しています。
彼のキャリアを通じて、カイセド選手は合計170試合に出場し、13ゴールと14アシストを記録しています。イングランドのプレミアリーグでは69試合に出場しています。
カイセド選手は、若い年齢にも関わらず、中盤での強力なプレゼンスとして自身の地位を確立しており、今後もチェルシーとエクアドル代表チームの両方で重要な役割を果たすことが期待されています。
1位 エンソ・フェルナンデス
8000万ユーロ(128億円)
エンソ・フェルナンデス選手は、アルゼンチン出身で、2023年1月にベンフィカからチェルシーに移籍しました。彼は、2022年のカタールワールドカップでアルゼンチン代表として優勝し、その際の活躍が注目を集めました。現在23歳のフェルナンデス選手は、中盤でのプレーを得意としており、2023/2024シーズンのプレミアリーグでは24試合に出場し、3ゴールと1アシストを記録しています。また、FAカップでは4試合に出場し2ゴール1アシスト、リーグカップでは7試合に出場して2ゴールを挙げています。
フェルナンデス選手のプレミアリーグでの平均評価は7.27となっており、1試合あたりの期待ゴールが0.22、期待アシストが0.22であり、これらの統計からも彼の攻撃面での貢献が高いことがわかります。キャリア全体を見ると、25ゴールと23アシストを記録しています。
エンソ・フェルナンデス選手は、その若さにも関わらず既に世界的な大舞台で実力を証明しており、チェルシーおよびアルゼンチン代表での今後の活躍が大いに期待されています。
まとめ
今シーズンのチェルシーは、一喜一憂の瞬間が多く、ファンにとっては忘れがたい一年となりそうです。チームのパフォーマンスは時に期待を超え、時にはそれを下回ることもありましたが、そのすべてが選手たち一人ひとりの市場価値に影響を与えています。今回紹介したランキングは、ここまでの成績や統計をもとに作成されましたが、サッカーの世界では常に変化があります。怪我、フォームの変動、移籍市場での動きなどが、今後のランキングにどのように影響を与えるか、予測は難しいです。
しかし、一つ確かなことは、選手が持つそれぞれの物語、そしてチームに貢献するために毎日努力していることです。今シーズンが終わりを迎える頃、私たちはまた新たなヒーローやキープレイヤーの誕生を目の当たりにするでしょう。そして、その時が来たら、また新しいランキングとともに、彼らの輝かしい瞬間を振り返る機会を持つことができるはずです。
サッカーは予測不可能な要素が多く含まれているスポーツですが、それがまたこのゲームの醍醐味であり、世界中のファンを惹きつける理由の一つです。チェルシーの今後の活躍に期待しつつ、彼らが今シーズン残りでどのようなドラマを見せてくれるのか、目が離せません。
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