試合概要
2024年12月15日、エティハド・スタジアムで行われたプレミアリーグ第16節のマンチェスター・ダービーは、マンチェスターユナイテッドが2-1で劇的な逆転勝利を収めました。前半36分にヨシュコ・グヴァルディオルのヘディングでマンチェスターシティがリードを奪いましたが、後半終盤にユナイテッドがブルーノ・フェルナンデスのPKとアマド・ディアロのゴールで試合をひっくり返しました。この結果、ユナイテッドは順位を12位に上げ、シティは5位のままとなりました。
前半の試合展開
試合は序盤からシティがボールを支配し、ユナイテッドは守備を固めてカウンターを狙う展開となりました。21分にはフィル・フォーデンがエリア外からシュートを放ちますが枠を外れ、36分に試合が動きます。ケヴィン・デ・ブライネがセットプレーから正確なクロスを送り、ヨシュコ・グヴァルディオルがヘディングでゴールを決め、シティが先制しました。
ユナイテッドも反撃を試み、アマド・ディアロが数回のチャンスを作りましたが、シティの守備陣がこれを阻止。前半はシティが1-0とリードして終了しました。
後半の試合展開と戦術分析
後半、ユナイテッドは攻撃のギアを上げ、何度もシティのゴールに迫りました。特にアマド・ディアロはドリブル突破でシティの守備を混乱させ、フィニッシュの機会を狙いました。試合が膠着状態のまま終盤を迎えた88分、マテウス・ヌネスの不用意なバックパスをディアロが奪取。その後、ヌネスのファウルでユナイテッドにPKが与えられました。これをブルーノ・フェルナンデスが冷静に決めて試合を振り出しに戻します。
さらに90分、リサンドロ・マルティネスからのロングボールをディアロが受け、見事なファーストタッチでエデルソンをかわしてネットを揺らしました。このゴールでユナイテッドが逆転に成功し、試合終了間際までシティの反撃を許さず、試合を締めくくりました。
試合のカギとなった場面
この試合のカギは、アマド・ディアロの圧巻のプレーでした。88分のPK獲得から90分の決勝ゴールまで、彼の個人技と冷静な判断力が勝利を引き寄せました。一方、シティの守備は後半に集中力を欠き、特にヌネスのミスは致命的でした。また、リサンドロ・マルティネスのロングボールも非常に効果的で、ディアロの決勝ゴールを生み出す重要な要素となりました。
キープレイヤー評価
アマド・ディアロ(マンチェスターユナイテッド)
市場価値 2200万€(35億2000万円)
1ゴール1PK獲得で試合を完全に支配しました。そのスピードとテクニックはシティの守備陣を圧倒しました。
ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスターユナイテッド)
市場価値 6500万€(104億円)
チームを同点に導くPKを成功させ、キャプテンとしての存在感を示しました。
ヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスターシティ)
市場価値 7500万€(120億円)
セットプレーから先制点を決め、前半は守備面でも安定感を見せましたが、後半はやや精彩を欠きました。
試合結果の振り返りと今後の展望
この勝利でユナイテッドは2連敗から脱出し、ルーベン・アモリム監督にとって重要な勝利となりました。一方のシティは攻撃の停滞が課題として浮き彫りになり、次節のアストンヴィラ戦で巻き返しを図る必要があります。
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