試合概要
2024年12月15日、セント・メリーズ・スタジアムで行われたプレミアリーグ第16節は、トッテナム・ホットスパーがサウサンプトンを5-0で圧倒し、圧巻のパフォーマンスを披露しました。試合は前半だけでトッテナムが5ゴールを奪い、後半は余裕を持って試合をコントロール。ジェームズ・マディソン、ソン・フンミン、デヤン・クルゼフスキ、パペ・マタル・サールの活躍が光り、サウサンプトンは終始防戦一方の展開となりました。
前半の試合展開
試合開始からわずか 36秒 でトッテナムが試合を動かします。ジェド・スペンスの絶妙なスルーパスに反応したジェームズ・マディソンがゴール左隅に冷静にシュートを流し込み、トッテナムが先制します。このゴールでトッテナムは勢いに乗り、サウサンプトンは立ち直る間もなくさらなる攻撃に晒されることとなります。
12分 には、再びトッテナムのエース、ソン・フンミンが躍動します。マディソンのパスを受けたソンは左足でシュートを放ち、ゴールネットを揺らして2-0とリードを広げました。そのわずか2分後の14分、トッテナムはさらに追加点を挙げます。クルゼフスキがゴール前の混戦からこぼれたボールを押し込み、試合は3-0に。
サウサンプトンは立て直しを試みましたが、トッテナムの攻撃は止まりません。25分には、ソンがアシストを記録し、パペ・マタル・サールが見事な個人技でディフェンスをかわしてシュートを決め、4-0とします。前半終了間際の 45+5分には、ソンが再びマディソンに絶妙なパスを送り、マディソンが鋭いシュートをゴール上部に突き刺し、スコアは5-0 に。トッテナムの猛攻にサウサンプトンは完全に崩壊し、前半を終えました。
後半の試合展開と戦術分析
後半に入ると、トッテナムは試合をコントロールし、攻撃のペースを落としました。サウサンプトンは後半に多少の反撃を見せ、マテウス・フェルナンデスが80分にゴールを決めたかに見えましたが、VARの確認でオフサイドと判定され、得点は認められませんでした。
トッテナムは守備を固め、サウサンプトンの攻撃を落ち着いて対応。ジェド・スペンスやルーカス・ベルグヴァルが安定したパフォーマンスを見せ、サウサンプトンに得点を許しませんでした。
試合のカギとなった場面
この試合のカギは、開始早々の36秒にマディソンが決めた先制ゴールです。この早い得点によってトッテナムは完全に試合の主導権を握り、サウサンプトンの戦術を崩壊させました。また、前半25分までに4-0とリードを広げたことで、試合はほぼ決定的となり、サウサンプトンの反撃の気力を削ぎました。
キープレイヤー評価
ジェームズ・マディソン(トッテナム)
市場価値 6000万€(96億円)
2ゴールを決め、攻撃の中心として試合を支配しました。先制点と前半終了間際の5点目は、試合を決定づける重要なゴールでした。
ソン・フンミン(トッテナム)
市場価値 3800万€(60億8000万円)
1ゴール2アシストを記録し、キャプテンとして攻撃を牽引。卓越した技術と冷静な判断力が際立ちました。
パペ・マタル・サール(トッテナム)
市場価値 4500万€(72億円)
25分に素晴らしいゴールを決め、試合の流れを完全にトッテナムに引き寄せました。中盤での存在感も見事でした。
試合結果の振り返りと今後の展望
この圧倒的な勝利により、トッテナムは順位を10位に上げ、5試合ぶりの勝利で復調の兆しを見せました。アンジェ・ポステコグルー監督の戦術が効果的に機能し、チーム全体の士気も高まっています。
一方、サウサンプトンは試合開始直後から守備の乱れが目立ち、これで16試合を終えて最下位に低迷。ラッセル・マーティン監督は次節に向けてチームの立て直しが急務です。
次戦、トッテナムはマンチェスター・ユナイテッドとの一戦に挑み、さらに勢いをつけたいところ。一方、サウサンプトンは降格圏脱出を目指して、ウェストハム戦に臨みます。
コメント