【2026/27】プレミアリーグ全20クラブ市場価値ランキング|開幕時点の戦力を比較

世界中からスター選手が集まり、毎年のように巨額の移籍が行われるプレミアリーグ。2026/27シーズンも各クラブが積極的な補強を進め、所属選手の市場価値には大きな変化が生まれています。

一方で、市場価値が高ければ必ず好成績を残せるわけではありません。昨季は高額な戦力をそろえながら苦戦したクラブがある一方で、限られた戦力を生かして欧州大会出場圏まで躍進したクラブもありました。

今回は、2026/27シーズン序盤におけるプレミアリーグ全20クラブの市場価値をランキング形式で紹介します。昨季の成績や今夏の主な補強とあわせて、それぞれの現在地を見ていきましょう。

※市場価値と所属選手は2026年8月26日時点。市場価値はTransfermarktを参照し、1ユーロ=180円で日本円に換算しています。移籍期間中のため、今後の選手移動によって金額や順位が変動する可能性があります。

目次

20位 ハル・シティAFC

1億4,430万ユーロ(259億7,400万円)

プレミアリーグで最も市場価値が低いのは、9シーズンぶりにトップリーグへ戻ってきたハル・シティです。

昨季のチャンピオンシップでは6位からプレーオフを勝ち上がり、決勝でミドルズブラを1-0で破って昇格を決めました。森田英正、コンスタンティノス・ツォラキス、マット・ターゲット、ノーベル・メンディらを加え、限られた予算の中で戦力を整えています。

それでも19位コヴェントリーの半分ほどの評価額にとどまり、金額面では際立った最下位です。セルゲイ・ヤキロヴィッチ監督のもと、巨大な戦力差にどこまで対抗できるかが注目されます。

19位 コヴェントリー・シティ

2億9,215万ユーロ(525億8,700万円)

19位は、25年ぶりのプレミアリーグ昇格を果たしたコヴェントリー・シティです。

フランク・ランパード監督に率いられた昨季は、チャンピオンシップを制して堂々の自動昇格を果たしました。今夏はグスタボ・ハメル、フランク・オニェカ、タイウォ・アウォニイ、オーレル・アメンダらを獲得し、トップリーグ仕様のチームづくりを進めています。

市場価値では降格候補に挙げられやすい位置ですが、2部王者として積み上げてきた組織力があります。個々の評価額以上の力を示せるかが残留への鍵となりそうです。

18位 イプスウィッチ・タウンFC

2億9,965万ユーロ(539億3,700万円)

18位には、チャンピオンシップ2位で1年ぶりのプレミアリーグ復帰を決めたイプスウィッチ・タウンが入りました。

前田大然、フリオ・エンシソ、チュバ・アクポム、イッサ・ディオプ、サシャ・ルキッチ、フロレンティーノ・ルイスらを迎え、昇格クラブとしては積極的な補強を行っています。指揮官もキーラン・マッケナからギャリー・オニールへ交代しました。

19位コヴェントリーとの差はわずか750万ユーロです。新加入選手を早い段階でチームに組み込み、前回のプレミア挑戦で味わった苦戦を生かせるかが問われます。

17位 フラムFC

3億4,880万ユーロ(627億8,400万円)

17位は、昨季のプレミアリーグを11位で終えたフラムです。

新監督にはアルバロ・アルベロアが就任しました。ゴンサロ・ガルシア、セサル・パラシオス、ヨナ・クシ=アサレ、シェイ・チャールズらを獲得した一方、ラウール・ヒメネス、ハリー・ウィルソン、イッサ・ディオプ、サシャ・ルキッチらが退団しました。

市場価値順位は昨季のリーグ順位を6つ下回っています。24人という比較的コンパクトな陣容で、前季に続いて評価額以上の順位を残せるか注目です。

16位 サンダーランドAFC

3億9,888万ユーロ(717億9,840万円)

市場価値と昨季成績の差が特に目立つのが、16位のサンダーランドです。

昇格初年度だった昨季は、レジス・ル・ブリ監督のもとで7位に入り、クラブにとって53年ぶりとなる欧州大会出場権を獲得しました。市場価値では残留争いが予想される位置にいながら、ピッチ上では大きな躍進を遂げています。

今夏はトーマス・ムニエやダヤン・メタリーを加えましたが、欧州大会との両立を考えると選手層は気になるところです。昨季の成功を一過性で終わらせず、再び市場価値以上の結果を残せるでしょうか。

15位 リーズ・ユナイテッドFC

4億255万ユーロ(724億5,900万円)

15位は、昨季14位でプレミアリーグ残留を果たしたリーズ・ユナイテッドです。

ジェームズ・トラッフォード、ハリー・ウィルソン、ニコ・エルヴェディ、タリク・ムハレモヴィッチらを獲得しました。GKや最終ラインを中心に手を加え、2年目の戦いへ備えています。

平均年齢は27.2歳で、今回の20クラブでは最も高い数字です。ダニエル・ファルケ監督のもと、経験を生かして安定したシーズンを送れるかがポイントになります。

14位 エヴァートンFC

4億7,110万ユーロ(847億9,800万円)

14位には、昨季13位のエヴァートンが入りました。

ヘイデン・ハックニー、マーリン・ロール、タイリク・ジョージ、クリスティアン・ノアゴール、ブレナン・ジョンソンらを獲得しました。一方で長年クラブを支えたシェイマス・コールマンやイドリッサ・ゲイェがチームを離れています。

市場価値順位と昨季順位はほぼ一致しており、現在の立ち位置が比較的分かりやすいクラブです。デイヴィッド・モイーズ監督のもとで中位を固め、さらに上を狙えるかが焦点となります。

13位 アストン・ヴィラFC

5億2,130万ユーロ(938億3,400万円)

昨季4位でチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、ヨーロッパリーグも制したアストン・ヴィラですが、市場価値では13位となりました。

今夏はヨハン・マンザンビ、ジョアン・ゴメス、マッテオ・ルッジェーリ、鈴木彩艶らを獲得しました。その一方で、モーガン・ロジャーズ、エズリ・コンサ、ユーリ・ティーレマンス、リュカ・ディニュ、ドニエル・マレンら主力級を相次いで放出しています。

昨季順位と市場価値順位には9つもの開きがあります。大幅に入れ替わったチームをウナイ・エメリ監督がどのように再構築するのか、今季のプレミアリーグでも特に気になる存在です。

12位 クリスタル・パレスFC

5億4,540万ユーロ(981億7,200万円)

12位は、昨季15位だったクリスタル・パレスです。

オリヴァー・グラスナー監督の退任を受け、今季からピエール・サージュ監督が指揮を執っています。オスカル・ミンゲサ、冨安健洋、ドワイト・マクニール、エヴァン・ゲサンらを迎えた一方、マクサンス・ラクロワやブレナン・ジョンソンが退団しました。

5億ユーロを超える戦力を持ちながら、昨季は残留争いに近い位置まで順位を落としました。新監督のもとで戦力に見合った順位へ戻れるかが注目されます。

11位 ノッティンガム・フォレスト

5億5,080万ユーロ(991億4,400万円)

11位は、昨季16位のノッティンガム・フォレストです。

新監督にオリヴァー・グラスナーを迎え、ウスマン・ディオマンデ、ザヴェル・シュラーガー、リアム・デラップらを補強しました。一方で、市場価値1億1,000万ユーロのエリオット・アンダーソンをマンチェスター・シティへ放出しました。

主力を高額で売却しながらも、チーム総額は約1,000億円を維持しています。前季は市場価値を生かし切れなかっただけに、監督交代をきっかけに中位以上へ浮上できるかがポイントです。

10位 ブレントフォードFC

5億6,180万ユーロ(1,011億2,400万円)

10位に入ったのは、昨季9位のブレントフォードです。

今夏はカラム・ウィルソン、ジェイドン・アンソニー、ママドゥ・サンガレ、ヤニック・シュスターらを獲得しました。ジョーダン・ヘンダーソンはチェルシーへ移籍しましたが、チームの骨格を大きく崩さずに補強を進めています。

市場価値順位と昨季順位がほぼ同じで、戦力を結果につなげているクラブといえます。上位クラブを苦しめる組織力を今季も維持できるでしょうか。

9位 AFCボーンマス

5億7,588万ユーロ(1,036億5,840万円)

9位は、昨季6位に入り、クラブ史上初となる欧州大会出場権を手にしたボーンマスです。

リヴァプールへ移ったアンドニ・イラオラ監督に代わり、今季からマルコ・ローゼ監督が就任しました。アントニオ・シウバ、フアンル・サンチェス、アルバロ・ロドリゲス、ミケーレ・ディ・グレゴーリオらを補強しています。

昨季は市場価値以上の結果を残しましたが、監督交代と欧州大会の追加によって難易度は上がります。新体制でも昨季の勢いを継続できるかが見どころです。

8位 ニューカッスル・ユナイテッドFC

5億8,630万ユーロ(1,055億3,400万円)

8位は、昨季12位に終わったニューカッスル・ユナイテッドです。

今夏はブルーノ・ギマランイス、サンドロ・トナーリ、アンソニー・ゴードンという中心選手を相次いで売却しました。バズマナ・トゥーレ、ショーン・ストゥール、ルカーシュ・ホルニーチェク、アマル・デディッチら若い選手を加えました。

エディ・ハウ監督も退任し、マティアス・ヤイスレ監督による新体制がスタートしています。市場価値は8位を保っていますが、実態としては大きな転換期を迎えているクラブです。

7位 ブライトン&ホーヴ・アルビオン

5億8,850万ユーロ(1,059億3,000万円)

7位は、昨季8位でカンファレンスリーグ出場権を獲得したブライトンです。

今夏はルカ・ヴシュコヴィッチ、パスカル・ストライク、コスティーニャらを補強しました。その一方で、カルロス・バレバ、ヤン・ポール・ファン・ヘッケ、ダニー・ウェルベックらを放出しました。

ニューカッスルとの差はわずか220万ユーロ、ボーンマスとの差も1,262万ユーロしかありません。選手を高値で売却しながら次の才能を組み込む、ブライトンらしい循環を今季も続けられるか注目です。

6位 トッテナム・ホットスパー

8億2,950万ユーロ(1,493億1,000万円)

6位のトッテナムから、市場価値は一気に8億ユーロ台へ上がります。

昨季は17位まで低迷しましたが、今夏はサンドロ・トナーリ、サヴィオ、マテウス・フェルナンデス、ヤン・ポール・ファン・ヘッケ、アンドリュー・ロバートソン、マルコス・セネシらを獲得しました。3億ポンドを超える大規模な補強でチームを作り直しました。

7位ブライトンとの差は2億4,100万ユーロです。ロベルト・デ・ゼルビ監督のもと、リーグ6位の戦力を昨季17位からの大幅な巻き返しにつなげられるでしょうか。

5位 マンチェスター・ユナイテッドFC

9億2,930万ユーロ(1,672億7,400万円)

5位には、昨季3位まで復調したマンチェスター・ユナイテッドが入りました。

今夏はアンドレイ・サントス、ユーリ・ティーレマンス、カルロス・バレバを獲得し、中盤を大幅に刷新しました。カゼミーロ、ラスムス・ホイルンド、アンドレ・オナナ、ジェイドン・サンチョらがチームを離れています。

マイケル・キャリック監督は就任後にチームを立て直しました。市場価値では5位ですが、昨季のように戦力以上の順位を維持できれば、優勝争いに近づく可能性もありそうです。

4位 リヴァプールFC

9億6,300万ユーロ(1,733億4,000万円)

4位は、昨季5位のリヴァプールです。

今季からアンドニ・イラオラ監督が指揮を執り、ジェレミー・ジャケ、ビクトル・ムニョス、ロナルド・アラウホらを補強しました。一方で、モハメド・サラー、アンドリュー・ロバートソン、イブラヒマ・コナテという長年の主力が退団しています。

フロリアン・ヴィルツやドミニク・ソボスライら高額評価の選手を抱えるものの、総額は10億ユーロをわずかに下回りました。クラブの一時代を支えた選手が去った後、新たな形を築けるかが問われます。

3位 マンチェスター・シティFC

13億3,000万ユーロ(2,394億円)

ここからは市場価値13億ユーロを超える3クラブです。3位にはマンチェスター・シティが入りました。

今夏はエリオット・アンダーソンを獲得した一方、ロドリ、ベルナルド・シウバ、タイアニ・ラインデルス、サヴィオ、ジョン・ストーンズ、マヌエル・アカンジらが退団しました。長くチームを率いたジョゼップ・グアルディオラ監督も去り、エンツォ・マレスカ監督が後を継ぎました。

大幅な入れ替えがありながらも、アーリング・ハーランドを筆頭に世界最高クラスの選手がそろっています。2位チェルシーとの差はわずか2,000万ユーロです。

2位 チェルシーFC

13億5,000万ユーロ(2,430億円)

2位は、総額13億5,000万ユーロのチェルシーです。

今夏もモーガン・ロジャーズ、マルコ・パレストラ、マクサンス・ラクロワ、ジョヴァニー・クエンダ、バレンティン・バルコら多数の選手を獲得しました。39人というリーグ最多の大所帯でありながら、平均年齢は24.2歳と20クラブで最も若くなっています。

市場価値では2位ですが、昨季のリーグ戦は10位でした。シャビ・アロンソ新監督には、若く巨大な戦力を整理し、評価額に見合った結果へつなげることが求められます。

1位 アーセナルFC

14億5,000万ユーロ(2,610億円)

2026/27シーズン序盤のプレミアリーグで、最も高い市場価値を記録したのはアーセナルです。

昨季は22年ぶりのプレミアリーグ制覇を達成し、チャンピオンズリーグでも決勝へ進出しました。今夏はブルーノ・ギマランイス、エズリ・コンサ、クリストス・ツォリスらを加え、王者の陣容をさらに厚くしました。

デクラン・ライス、ブカヨ・サカ、ウィリアム・サリバをはじめ、各ポジションに高額評価の選手が並んでいます。2位チェルシーとの差は1億ユーロです。昨季の結果と現在の市場価値の両方で、プレミアリーグの頂点に立っています。

まとめ

2026/27シーズン序盤のプレミアリーグ市場価値ランキングは、昨季王者のアーセナルが1位となり、チェルシー、マンチェスター・シティが続きました。この3クラブはいずれも総額2,000億円を超えており、資金力と選手層の厚さでは一つ抜けた存在です。

また、6位トッテナムと7位ブライトンの間には2億4,100万ユーロの大きな差があり、上位6クラブとそれ以外の間には明確な境界が見えます。一方、7位ブライトンから13位アストン・ヴィラまでは比較的僅差で、中位グループの順位はシーズン中の成績や選手評価によって大きく入れ替わる可能性があります。

昨季7位のサンダーランドや6位のボーンマスは、市場価値を上回る結果を残しました。反対にチェルシーやトッテナムは、保有戦力に見合う順位を獲得できませんでした。市場価値は戦力を測る一つの基準ですが、監督の手腕やチームとしての完成度が結果を大きく左右することも分かります。

今夏の移籍市場はまだ終了していません。今後の補強や放出によって各クラブの総額がどのように変化するのか、そして市場価値の差が実際の試合結果にどこまで表れるのかにも注目です。

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