2026/27シーズンの欧州主要リーグが開幕し、夏の移籍市場も終了しました。
今回は、セントラルミッドフィールダーの市場価値ランキングTOP10を紹介します。
試合のテンポを整えるパス能力だけでなく、ボール奪取、プレス回避、運動量、得点への関与など、現代のセントラルミッドフィールダーに求められる役割は多岐にわたります。
今夏の大型移籍によって顔ぶれも大きく変化し、マンチェスター・シティやアーセナルの新戦力が一気にランクインしました。
なお、今回は同率9位が3人、同率7位が2人いるため、掲載人数は合計11人です。
※市場価値と所属クラブは提供データ時点のものです。円換算は1ユーロ=180円で計算しています。
セントラルミッドフィールダー市場価値ランキングTOP10
9位 コビー・メイヌー
7000万ユーロ(126億円)
所属:マンチェスター・ユナイテッドFC
国籍:イングランド
年齢:21歳
9位には、マンチェスター・ユナイテッドのコビー・メイヌーが入りました。
2025/26シーズンはプレミアリーグ28試合に出場し、1得点を記録。シーズン前半は十分な出場機会を得られませんでしたが、マイケル・キャリック監督の就任後に立場を変え、チームの中盤を支える存在となりました。
ボールを受けた際の落ち着きと、相手のプレッシャーをかわして前進できる技術が魅力です。まだ21歳という年齢もあり、前年開幕時には掲載されていなかったランキングへ7000万ユーロで加わりました。
9位 アレクシス・マック・アリスター
7000万ユーロ(126億円)
所属:リヴァプールFC
国籍:アルゼンチン
年齢:27歳
同じく9位は、リヴァプールのアレクシス・マック・アリスターです。
2025/26シーズンはプレミアリーグ37試合に出場し、2得点4アシストを記録しました。中盤の底から攻撃的なポジションまで対応でき、ボールを前進させるパスとプレスを受けた際の安定感を備えています。
前年開幕時は1億ユーロで4位でしたが、今回は7000万ユーロまで下落して9位となりました。それでも27歳でリヴァプールとアルゼンチン代表の主力を務めており、中盤の完成度という点では依然として世界屈指の選手です。
9位 ブルーノ・ギマランイス
7000万ユーロ(126億円)
所属:アーセナルFC
国籍:ブラジル
年齢:28歳
9位のもう一人は、ニューカッスル・ユナイテッドからアーセナルへ移籍したブルーノ・ギマランイスです。
2025/26シーズンはプレミアリーグ29試合で9得点5アシストを記録。守備的な仕事をこなしながら、得点面でもキャリア屈指の成績を残しました。
今夏に約7500万ユーロでアーセナルへ加入し、2026/27シーズンのサンダーランド戦では移籍後初得点を記録しています。デクラン・ライスとは異なるリズムでボールを動かせる選手であり、アーセナルの中盤に新たな選択肢をもたらしました。
7位 アイユーブ・ブアディ
8000万ユーロ(144億円)
所属:マンチェスターシティ
国籍:モロッコ
年齢:18歳
7位は、マンチェスター・シティへ加入したアイユーブ・ブアディです。
2007年生まれの18歳ながら、2025/26シーズンはリールでリーグ・アン30試合に出場しました。中盤でのボール回収能力に加え、相手に囲まれても慌てずにパスをつなげる技術が評価されています。
マンチェスター・シティは今夏、9500万ユーロにボーナスを加えた大型契約でブアディを獲得しました。移籍金は今回の市場価値8000万ユーロを上回っていますが、それだけ将来性を高く評価した補強といえます。
7位 ウォーレン・ザイール=エメリ
8000万ユーロ(144億円)
所属:パリサンジェルマン
国籍:フランス
年齢:20歳
ブアディと並ぶ7位は、パリ・サンジェルマンのウォーレン・ザイール=エメリです。
2025/26シーズンはリーグ・アン32試合に出場し、3得点4アシストを記録しました。まだ20歳ですが、すでにPSGとフランス代表で豊富な経験を積んでいます。
強度の高い守備、縦方向への推進力、狭いエリアでのボール保持を兼ね備えた万能型です。前年開幕時には掲載されていませんでしたが、今回は8000万ユーロでトップ10入りを果たしました。
6位 フェデリコ・バルベルデ
9000万ユーロ(162億円)
所属:レアルマドリード
国籍:ウルグアイ
年齢:28歳
6位は、レアル・マドリードのフェデリコ・バルベルデです。
2025/26シーズンはラ・リーガ33試合で5得点8アシストを記録。UEFAチャンピオンズリーグではマンチェスター・シティ戦でハットトリックを達成するなど、得点面でも存在感を示しました。
セントラルミッドフィールダーだけでなく、右サイドハーフや右サイドバックまで高いレベルでこなせる万能性が最大の特徴です。
前年開幕時は1億3000万ユーロで2位でしたが、今回は9000万ユーロで6位となりました。市場価値は下がったものの、走力、戦術理解度、複数ポジションへの対応力を含めたチームへの貢献度は依然として非常に高い選手です。
5位 エンソ・フェルナンデス
1億ユーロ(180億円)
所属:マンチェスターシティ
国籍:アルゼンチン
年齢:25歳
5位には、チェルシーからマンチェスター・シティへ移籍したエンソ・フェルナンデスが入りました。
2025/26シーズンはチェルシーで公式戦51試合に出場し、14得点6アシストを記録。ゲームメイクだけでなく、ペナルティーエリア内へ入って得点に関与する力も高めました。
移籍期限最終日に、1億2500万ポンドと報じられる大型契約でマンチェスター・シティへ加入。前年開幕時は7500万ユーロで7位でしたが、今回は1億ユーロまで上昇して5位となっています。
25歳という年齢を含め、即戦力としての完成度と今後の価値を両立した選手です。
4位 エリオット・アンダーソン
1億1000万ユーロ(198億円)
所属:マンチェスターシティ
国籍:イングランド
年齢:23歳
4位は、ノッティンガム・フォレストからマンチェスター・シティへ移籍したエリオット・アンダーソンです。
2025/26シーズンはプレミアリーグ全38試合に出場し、4得点4アシストを記録しました。ボール奪取、運搬、パスによる展開を幅広く担い、フォレストの中盤を支えました。
マンチェスター・シティはクラブ史上最高額となる1億1600万ポンドでアンダーソンを獲得。加入直後から中盤でボールを引き出し、攻撃の起点になる能力を発揮しています。
前年開幕時には掲載されていませんでしたが、一気に1億1000万ユーロで4位へ入った今回最大級の新顔です。
3位 デクラン・ライス
1億2000万ユーロ(216億円)
所属:アーセナルFC
国籍:イングランド
年齢:27歳
3位は、アーセナルのデクラン・ライスです。
2025/26シーズンはプレミアリーグ36試合に出場し、4得点5アシストを記録。ボール奪取と広い範囲をカバーする運動量に加え、ボール運搬やセットプレーでも違いを生み出しました。
前年開幕時も1億2000万ユーロで3位だったため、順位と市場価値の両方を維持しています。
今夏にはブルーノ・ギマランイスが加わり、ライスに集中していた負担を分散できる陣容となりました。27歳という年齢も含め、現在の中盤で最も安定して高い評価を受けている選手の一人です。
2位 ジョアン・ネヴェス
1億4000万ユーロ(252億円)
所属:パリサンジェルマン
国籍:ポルトガル
年齢:21歳
2位は、パリ・サンジェルマンのジョアン・ネヴェスです。
2025/26シーズンはリーグ・アンで5得点を記録し、PSGの中盤で存在感をさらに高めました。
ボールを奪う位置の良さ、相手のプレスをかわす技術、攻守の切り替えにおける判断の速さが特徴です。運動量も豊富で、ボール保持時と非保持時の両方でチームのテンポを作れます。
前年開幕時は8000万ユーロで5位でしたが、今回は1億4000万ユーロまで上昇。6000万ユーロの増加は、前年開幕時から継続して掲載された選手の中で最大です。
1位 ペドリ
1億5000万ユーロ(270億円)
所属:FCバルセロナ
国籍:スペイン
年齢:23歳
1位は、FCバルセロナのペドリです。
2025/26シーズンはラ・リーガ29試合で2得点9アシストを記録しました。派手な得点数だけでは測れない、試合全体のテンポを支配する能力が高く評価されています。
相手のプレッシャーを受ける前に次のプレーを判断し、狭いエリアでもボールを失わずに攻撃を前進させられる選手です。守備時のポジショニングやボール回収でもチームに貢献しています。
前年開幕時も1億4000万ユーロで1位でした。今回はさらに1000万ユーロ上昇し、1億5000万ユーロで首位を維持しています。
2025/26シーズン開幕時との比較
円換算は、2025/26シーズン開幕時が1ユーロ=170円、今回は1ユーロ=180円です。為替による影響を避けるため、市場価値の増減はユーロで比較します。
| 選手 | 今回 | 前年開幕時 | 市場価値の変化 |
|---|---|---|---|
| コビー・メイヌー | 9位・7000万€ | NEW | NEW |
| アレクシス・マック・アリスター | 9位・7000万€ | 4位・1億€ | -3000万€ |
| ブルーノ・ギマランイス | 9位・7000万€ | NEW | NEW |
| アイユブ・ブアディ | 7位・8000万€ | NEW | NEW |
| ウォーレン・ザイール=エメリ | 7位・8000万€ | NEW | NEW |
| フェデリコ・バルベルデ | 6位・9000万€ | 2位・1億3000万€ | -4000万€ |
| エンソ・フェルナンデス | 5位・1億€ | 7位・7500万€ | +2500万€ |
| エリオット・アンダーソン | 4位・1億1000万€ | NEW | NEW |
| デクラン・ライス | 3位・1億2000万€ | 3位・1億2000万€ | 変動なし |
| ジョアン・ネヴェス | 2位・1億4000万€ | 5位・8000万€ | +6000万€ |
| ペドリ | 1位・1億5000万€ | 1位・1億4000万€ | +1000万€ |
前年開幕時から市場価値を伸ばした選手
最も大きく上昇したのはジョアン・ネヴェスです。
前年開幕時の8000万ユーロから1億4000万ユーロへ、わずか1年で6000万ユーロ上昇しました。順位も5位から2位へ上がり、ペドリに迫る存在となっています。
エンソ・フェルナンデスは2500万ユーロ上昇し、7位から5位へ浮上。マンチェスター・シティへの大型移籍によって、評価の高さが改めて示されました。
ペドリも1000万ユーロ上昇し、2年連続で首位を維持しています。
新たに掲載された5人
今回、新たに掲載されたのは以下の5人です。
- コビー・メイヌー
- ブルーノ・ギマランイス
- アイユブ・ブアディ
- ウォーレン・ザイール=エメリ
- エリオット・アンダーソン
特にアンダーソンは掲載なしから4位、ブアディとザイール=エメリも同率7位に入りました。
若手選手の成長だけでなく、夏の移籍によって所属クラブや評価が大きく変化したことが、ランキングの入れ替わりにつながっています。
今回掲載されなかった前年開幕時の選手
| 前年開幕時順位 | 選手 | 当時の所属クラブ | 当時の市場価値 |
|---|---|---|---|
| 9位 | サンドロ・トナーリ | ニューカッスル・ユナイテッドFC | 6000万€ |
| 9位 | ティジャニ・ラインデルス | マンチェスター・シティFC | 6000万€ |
| 9位 | エドゥアルド・カマヴィンガ | レアル・マドリード | 6000万€ |
| 9位 | ガビ | FCバルセロナ | 6000万€ |
| 7位 | ニコロ・バレッラ | インテルナツィオナーレ・ミラノ | 7500万€ |
| 5位 | ヴィティーニャ | パリ・サンジェルマンFC | 8000万€ |
掲載されなくなった選手の市場価値が、必ずしも大幅に下落したとは限りません。
登録上の主戦場が別のポジションへ変更された場合、その選手は守備的ミッドフィールダーなど、別部門のランキングに移ることがあります。特にヴィティーニャのように高い評価を維持している選手については、「評価を落として圏外になった」と断定しないほうがよいでしょう。
トップ10入りの基準も上昇
前年開幕時は6000万ユーロでトップ10に入れましたが、今回は最低でも7000万ユーロが必要になりました。
中央値も7750万ユーロから9000万ユーロへ上昇。1人あたりの平均市場価値は約8667万ユーロから約9818万ユーロへ増えています。
掲載人数が前年開幕時の12人から今回は11人に減っているにもかかわらず、市場価値総額は10億4000万ユーロから10億8000万ユーロへ増加しました。
セントラルミッドフィールダー全体の評価額が、この1年間で一段階引き上げられたことが分かります。
プレミアリーグ勢がランキングを席巻
前年開幕時のプレミアリーグ所属選手は12人中5人でしたが、今回は11人中7人まで増えました。
なかでもマンチェスター・シティは、ブアディ、エンソ・フェルナンデス、アンダーソンの3人がランクイン。3人の市場価値総額は2億9000万ユーロに達します。
アーセナルもライスとブルーノ・ギマランイスの2人を送り込みました。プレミアリーグの上位クラブが、中盤へ積極的に投資した夏の移籍市場がそのまま表れたランキングです。
まとめ
2026/27シーズン開幕時のセントラルミッドフィールダー市場価値ランキングでは、ペドリが前年開幕時に続いて首位を維持しました。
その一方で、ジョアン・ネヴェスが6000万ユーロの大幅上昇によって2位へ浮上。エンソ・フェルナンデスも評価を高めています。
さらに、メイヌー、ブアディ、ザイール=エメリ、アンダーソンなどの若い選手が新たに掲載されました。完成度の高い中堅選手と、将来性を評価された若手が混在している点が、このポジションの特徴です。
クラブ単位では、3人を送り込んだマンチェスター・シティの中盤再編が最大の変化となりました。前年開幕時と比較することで、個人の成長だけでなく、欧州トップクラブの補強方針まで見えてくるランキングとなっています。

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