試合概要
2025年5月3日に行われたバスク・ダービーは、強度の高い攻防が続いた末に0-0のスコアレスドローで決着。互いにチャンスを作り出しながらも、最後のフィニッシュが決まらず、勝ち点1を分け合う形となりました。そんな中で注目を集めたのは、前線で気迫のこもったプレーを見せた久保建英でした。
彼はこの試合で82分までプレーし、Sofascore評価7.7の最高点を獲得。「Player of the Match」に選出される存在感を示しました。
試合のカギとなった場面
本試合で目立ったのは、両チームの守備陣の集中力でした。特にアスレティック・ビルバオの堅守に対し、ソシエダは幾度も中央からの突破を試みたが、シュートブロックやカットに阻まれました。
久保は右サイドから内に切り込むドリブルで局面を打開しようとするシーンが多く、78分には右サイドからの仕掛けで相手のファウルを誘発。直接的なゴールやアシストはなかったものの、試合のテンポを作る上での貢献度は非常に高いものがありました。
前半の展開
試合序盤はビルバオがやや押し気味に展開。レアル・ソシエダは慎重にビルドアップを進めながら、久保を起点としたカウンターで応戦。25分には久保が左足で枠内シュートを放つも、GKウナイ・シモンの好守に阻まれました。
後半の展開
後半はソシエダがボール保持率を高め、中央での細かなパスワークからチャンスを狙いました。久保はサイドチェンジやワンツーで再三ポケットを突く動きを見せ、61分にはキーパスを通して決定機を演出しましたが、味方のシュートは枠外に。
62分にスビメンディらとともに交代カードが切られる中、久保は82分までプレーし続け、最後まで攻撃の中心として存在感を示しました。
キープレーヤー
久保建英(レアル・ソシエダ)
- プレー時間:82分
- Sofascore評価:7.7(チーム最高)
- ドリブル成功数:2/3
- 地上戦勝率:11/14(勝率79%)
- 被ファウル数:7(最多)
- パス成功率:74%(20/27)
久保はこの試合でシュート1本、キーパス1本と、目に見える数字こそ控えめでしたが、局面を変えるプレーと献身的なデュエルで攻守に貢献。相手DF陣を翻弄し続け、試合を通じて最も危険な存在となりました。
DAZNで振り返ろう – 悔しさの中にも見えた久保の意地
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シュートシーンや突破シーンなど、数字では見えにくい久保建英のプレーをぜひご自身の目でご確認ください。
思うようにいかない展開の中でも、自分の役割を全うしようとする姿は必見です。
試合結果の振り返りと今後の展望
両チームともに堅実な守備が光ったものの、アタッキングサードでの精度を欠いたことで、スコアレスドローに終わったこの一戦。レアル・ソシエダとしては、欧州カップ出場権争いにおいて痛い足踏みとなりましたが、久保の状態が上向いている点は明るい材料です。
今後のソシエダは、ラスト4試合でいかにゴール数を伸ばせるかがカギとなります。久保がこの調子を維持し、さらに得点・アシストという結果を出せば、チームにとって大きな推進力となることでしょう。
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