【プレミアリーグ第2節】市場価値は結果に表れた?全10試合をデータで振り返る【2026/27】

2026/27シーズンのプレミアリーグ第2節が行われました。

第1節では市場価値下位クラブが5勝を挙げ、ランキングがいきなり崩れる波乱の開幕となりました。では、第2節では市場価値上位クラブが順当に力を示したのでしょうか。

今節は市場価値上位クラブが5勝、下位クラブが2勝、引き分けが3試合。第1節より順当な結果は増えましたが、市場価値下位クラブが勝点を獲得した試合も全体の半数を占めています。

なかでも注目されるのが、市場価値最下位ながら開幕2連勝を飾ったハル・シティです。

今回は全10試合について、クラブの市場価値と試合内容を比較しながら振り返ります。

※市場価値は2026年8月26日時点のデータを使用。日本円は1ユーロ=180円で換算しています。

目次

プレミアリーグ第2節の試合結果

ホーム結果アウェイ
クリスタル・パレス1-4マンチェスター・シティ
リヴァプール2-2ノッティンガム・フォレスト
ボーンマス1-1エヴァートン
コヴェントリー0-1ハル・シティ
トッテナム0-2ニューカッスル
チェルシー4-3ブライトン
リーズ1-1ブレントフォード
サンダーランド1-0フラム
マンチェスター・ユナイテッド5-2イプスウィッチ
アストン・ヴィラ0-1アーセナル

クリスタル・パレス 1-4 マンチェスター・シティ

市場価値

  • クリスタル・パレス:5億4,540万ユーロ(約981億7,200万円)
  • マンチェスター・シティ:13億3,000万ユーロ(約2,394億円)
  • 市場価値差:約1,412億2,800万円

市場価値3位のマンチェスター・シティが、12位のクリスタル・パレスに4-1で勝利しました。

17分にアーリング・ハーランドが先制すると、後半にはラヤン・シェルキが54分と59分に連続得点。パレスもジャンルイジ・ドンナルンマのオウンゴールで1点を返しましたが、84分にハーランドが自身2点目を決めています。

シティは支配率72%、シュート数18対9、枠内シュート数9対1と試合を支配しました。ハーランドとシェルキがそれぞれ2得点を挙げ、市場価値上位クラブらしい攻撃力を見せています。

開幕戦ではボーンマスに苦戦しましたが、第2節では内容と結果の両方で市場価値の差を示しました。

リヴァプール 2-2 ノッティンガム・フォレスト

市場価値

  • リヴァプール:9億6,300万ユーロ(約1,733億4,000万円)
  • ノッティンガム・フォレスト:5億5,080万ユーロ(約991億4,400万円)
  • 市場価値差:約741億9,600万円

市場価値4位のリヴァプールと、11位のノッティンガム・フォレストは2-2で引き分けました。

24分にダン・エンドイェが先制。60分にアレクサンデル・イサクが同点としましたが、70分にはモーガン・ギブス=ホワイトがPKを決め、フォレストが再びリードします。

リヴァプールは82分にビクトル・ムニョスが同点ゴールを決めましたが、逆転には至りませんでした。

リヴァプールは支配率70%を記録した一方、xGでは1.61対2.30とフォレストが上回っています。ボールを長く保持していたのはリヴァプールでしたが、より質の高い決定機を作ったのはフォレストでした。

リヴァプールはニューカッスルとの開幕戦に続く2試合連続ドロー。市場価値約742億円下のフォレストに、勝点1を持ち帰られています。

ボーンマス 1-1 エヴァートン

市場価値

  • ボーンマス:5億7,588万ユーロ(約1,036億5,840万円)
  • エヴァートン:4億7,110万ユーロ(約847億9,800万円)
  • 市場価値差:約188億6,040万円

市場価値9位のボーンマスと、14位のエヴァートンは1-1で引き分けました。

41分にアレックス・スコットが先制し、ボーンマスがリード。試合はそのまま終盤を迎えましたが、後半アディショナルタイム1分にジェームズ・ターコウスキが同点ゴールを決めました。

ボーンマスは支配率58%、シュート数17対13、xG2.17対1.72と試合内容では上回っています。それでも最後まで追加点を奪えず、勝点3を逃しました。

一方のエヴァートンは、第1節のクリスタル・パレス戦に続いて市場価値上位クラブから勝点を獲得。試合終了間際まで諦めない粘り強さを見せています。

コヴェントリー 0-1 ハル・シティ

市場価値

  • コヴェントリー:2億9,215万ユーロ(約525億8,700万円)
  • ハル・シティ:1億4,430万ユーロ(約259億7,400万円)
  • 市場価値差:約266億1,300万円

市場価値最下位のハル・シティが、19位のコヴェントリーに1-0で勝利しました。

決勝点が生まれたのは82分。リアム・ミラーがカウンターからゴールを決め、ハルに開幕2連勝をもたらしています。

コヴェントリーは支配率69%、シュート数11対6、xG1.28対0.73と試合を優位に進めました。しかし、ハルの守備を最後まで崩せませんでした。

ハルは第1節で、市場価値が約1,413億円上のマンチェスター・ユナイテッドを撃破。第2節でも自分たちの倍以上の市場価値を持つコヴェントリーを下しました。

2試合連続の無失点で開幕2連勝。第1節の勝利が一度きりの番狂わせではなく、守備とカウンターを中心とした戦い方に再現性があることを示しつつあります。

トッテナム 0-2 ニューカッスル

市場価値

  • トッテナム:8億2,950万ユーロ(約1,493億1,000万円)
  • ニューカッスル:5億8,630万ユーロ(約1,055億3,400万円)
  • 市場価値差:約437億7,600万円

市場価値8位のニューカッスルが、6位のトッテナムに2-0で勝利しました。

前半は0-0で終わりましたが、62分にアンソニー・エランガが先制。72分にはヨアン・ウィサが追加点を決めています。

トッテナムは支配率58%、シュート数17対11、枠内シュート数6対2と、数字ではニューカッスルを上回りました。xGでも1.04対0.75でしたが、最後までゴールを奪えませんでした。

ニューカッスルは枠内シュート2本を両方とも得点につなげ、トッテナムの枠内シュート6本を無失点に抑えました。決定力とゴールキーパーの差がそのまま結果に表れています。

トッテナムは開幕2試合で0得点5失点。市場価値6位の戦力を抱えながら、厳しいスタートとなりました。

チェルシー 4-3 ブライトン

市場価値

  • チェルシー:13億5,000万ユーロ(約2,430億円)
  • ブライトン:5億8,850万ユーロ(約1,059億3,000万円)
  • 市場価値差:約1,370億7,000万円

市場価値2位のチェルシーが、7位のブライトンとの打ち合いを4-3で制しました。

チェルシーは4分にロメオ・ラヴィア、14分にペドロ・ネト、32分にジョアン・ペドロが決め、早くも3点をリードします。

ブライトンも35分にマリック・ヤルクエが1点を返すと、63分にはジョアン・ペドロのオウンゴールで1点差に迫りました。

それでも74分にコール・パーマーが4点目。ブライトンは後半アディショナルタイムにパスカル・グロスが得点しましたが、反撃は届きませんでした。

特徴的だったのが、チェルシーの支配率です。ボール保持率はわずか26%でしたが、シュート数では17対15、xGでも2.97対1.49と上回りました。

ボールを持たなくても、速い攻撃から質の高い決定機を作るチェルシーの強さが表れています。一方で、開幕2試合で7得点5失点。攻撃力の高さと守備の不安定さが、同時に見える結果となりました。

リーズ 1-1 ブレントフォード

市場価値

  • リーズ:4億255万ユーロ(約724億5,900万円)
  • ブレントフォード:5億6,180万ユーロ(約1,011億2,400万円)
  • 市場価値差:約286億6,500万円

市場価値15位のリーズと、10位のブレントフォードは1-1で引き分けました。

41分にケヴィン・シャーデが決め、ブレントフォードが先制。リーズは後半にシステムを変更し、79分にドミニク・キャルバート=ルーウィンが同点ゴールを決めました。

ブレントフォードはシュート数22対12、枠内シュート数5対2とリーズを上回っています。ただし、xGは1.56対1.43と大きな差はなく、決定機の質ではほぼ互角でした。

前半はブレントフォード、後半はリーズという流れがはっきりと分かれた試合です。

リーズは第1節のノッティンガム・フォレスト戦に続き、市場価値上位クラブから勝点を獲得。開幕2試合を1勝1分けで終えています。

サンダーランド 1-0 フラム

市場価値

  • サンダーランド:3億9,888万ユーロ(約717億9,840万円)
  • フラム:3億4,880万ユーロ(約627億8,400万円)
  • 市場価値差:約90億1,440万円

市場価値16位のサンダーランドが、17位のフラムに1-0で勝利しました。

試合を決めたのは途中出場のウィルソン・イシドールです。71分に決定機をポストに当てましたが、その4分後に再び訪れたチャンスを決めました。

フラムは支配率58%を記録しましたが、枠内シュートは0本。ボールを持つ時間を得点機会につなげられませんでした。

一方のサンダーランドは支配率42%ながら、xG1.75、枠内シュート4本を記録。市場価値差は約90億円と第2節で最も小さい対戦でしたが、試合内容ではサンダーランドが上回っています。

マンチェスター・ユナイテッド 5-2 イプスウィッチ

市場価値

  • マンチェスター・ユナイテッド:9億2,930万ユーロ(約1,672億7,400万円)
  • イプスウィッチ:2億9,965万ユーロ(約539億3,700万円)
  • 市場価値差:約1,133億3,700万円

市場価値5位のマンチェスター・ユナイテッドが、18位のイプスウィッチに5-2で勝利しました。

29分にリーフ・デイヴィスが決め、先制したのはイプスウィッチでした。しかし、40分にブルーノ・フェルナンデスが同点ゴール。後半に入るとユナイテッドが一気に試合を動かします。

56分にジェイコブ・グリーヴスのオウンゴールで逆転すると、61分にはブルーノがPKを成功。68分にも得点を決め、ハットトリックを完成させました。

82分にはブライアン・エンベウモが5点目。イプスウィッチも後半アディショナルタイムにチュバ・アクポムが1点を返しましたが、大勢はすでに決していました。

ユナイテッドはシュート数33対9、枠内シュート数11対5、xG4.56対2.01と圧倒。第1節では市場価値最下位のハルに敗れましたが、第2節では攻撃陣が一気に爆発しました。

市場価値差約1,133億円を考えれば順当な結果ですが、先制されてから5得点を奪ったことは、チームにとって大きな立て直しとなりそうです。

アストン・ヴィラ 0-1 アーセナル

市場価値

  • アストン・ヴィラ:5億2,130万ユーロ(約938億3,400万円)
  • アーセナル:14億5,000万ユーロ(約2,610億円)
  • 市場価値差:約1,671億6,600万円

市場価値1位のアーセナルが、13位のアストン・ヴィラに1-0で勝利しました。

決勝点は59分。ブカヨ・サカがゴールを決め、アーセナルに開幕2連勝をもたらしています。

両チームのシュート数は7本ずつでしたが、ヴィラの枠内シュートは0本。アーセナルも枠内シュート2本にとどまったものの、そのうち1本を得点につなげました。

市場価値差は第2節最大となる約1,672億円でしたが、試合は1点を争う展開となりました。それでも少ないチャンスを生かし、無失点で逃げ切った点にはアーセナルの安定感が表れています。

アーセナルは開幕2試合で4得点0失点。一方のヴィラは2試合連続で枠内シュート0本、0得点5失点となりました。

まとめ

プレミアリーグ第2節では、全10試合で32得点が生まれました。

市場価値上位クラブが勝利したのは、マンチェスター・シティ、チェルシー、サンダーランド、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルの5試合です。

一方、市場価値下位クラブではハル・シティとニューカッスルが勝利。ノッティンガム・フォレスト、エヴァートン、リーズも市場価値上位クラブと引き分けています。

市場価値下位クラブが勝点を獲得した試合は5試合となり、第1節ほどではないものの、今節もランキングだけでは結果を予想できませんでした。

最大の注目は、市場価値最下位のハルです。マンチェスター・ユナイテッドとコヴェントリーを相手に、2試合連続無失点で開幕2連勝を飾りました。

マンチェスター・シティ、アーセナル、チェルシーという市場価値トップ3と並び、ハルが勝点6を獲得している状況は、開幕直後ならではの面白さです。

その一方で、市場価値6位のトッテナムは2試合連続無得点で開幕2連敗。4位のリヴァプールも2試合連続ドローとなっており、市場価値上位クラブのすべてが順調なわけではありません。

第1節で生まれた番狂わせが一時的なものなのか。それとも、今シーズンの勢力図を変える兆候なのか。第3節以降も、市場価値と実際の結果を比較しながら追っていきます。

➡【2026/2027】プレミアリーグ第1節をデータで振り返る

➡【2026/2027】プレミアリーグ第3節をデータで振り返る

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