【最新版|2026/27シーズン開幕直後】右サイドバック市場価値ランキングTOP10|攻守を担う万能型が上位を席巻

現代サッカーにおける右サイドバックは、チームの戦術によって求められる仕事が大きく異なるポジションです。タッチライン際を駆け上がってクロスを供給する選手もいれば、中盤に入ってゲームを組み立てる選手や、センターバックとして最終ラインを形成する選手もいます。

2026/27シーズン開幕直後のランキングにも、そうした役割の多様化が表れました。攻撃力に優れた選手だけでなく、複数ポジションへの対応力やビルドアップ能力を持つ選手が高い市場価値を記録しています。

本記事では、右サイドバックの市場価値ランキングをカウントダウン形式で紹介し、2025/26シーズン開幕時のデータとも比較します。なお、同額の選手は同順位としているため、TOP10には合計12人が登場します。

※市場価値はTransfermarktを参考にした2026/27シーズン開幕直後のデータです。年齢は2026年9月15日時点。日本円は今回を1ユーロ=180円、2025/26シーズン開幕時を1ユーロ=170円として換算しています。年度間の増減は、為替の影響を避けるためユーロ額で比較します。

目次

右サイドバック市場価値ランキングTOP10【2026/27シーズン開幕直後】

9位 ウェズレイ

市場価値:4000万ユーロ(約72億円)

所属:ASローマ
国籍:ブラジル
年齢:23歳

9位タイの1人目は、ASローマに所属するウェズレイです。縦への推進力と積極的な攻撃参加を武器とし、右だけでなく左サイドバックでもプレーできます。

2025年夏にフラメンゴからローマへ加入すると、2025/26シーズンは公式戦39試合に出場して5得点を記録しました。セリエAでも30試合5得点と、守備者として高い得点力を発揮しています。

前年開幕時はランキング圏外でしたが、今回は4000万ユーロでトップ10入り。ブラジル代表にも選出されるなど、欧州移籍後の1年間で評価を大きく高めました。

9位 マイケル・カヨーデ

市場価値:4000万ユーロ(約72億円)

所属:ブレントフォードFC
国籍:イタリア
年齢:22歳

マイケル・カヨーデも4000万ユーロで9位タイです。スピードとフィジカルを生かした上下動に加え、プレミアリーグの強度にも対応できる対人能力を備えています。

2025/26シーズンは公式戦43試合に出場し、1得点を記録。ブレントフォードでは2025年8月と10月のクラブ月間最優秀選手に選ばれるなど、シーズン序盤から高いパフォーマンスを見せました。

22歳という年齢も市場価値を押し上げる要素です。前年開幕時の圏外からトップ10へ入り、今後の成長次第ではさらに上位を狙える存在となっています。

9位 ジェド・スペンス

市場価値:4000万ユーロ(約72億円)

所属:インテルナツィオナーレ・ミラノ
国籍:イングランド
年齢:26歳

ジェド・スペンスは、左右両方のサイドバックとウイングバックをこなせる選手です。スピードを生かした突破と広い範囲をカバーできる運動量を持ち、複数のシステムに対応できます。

2025/26シーズンはトッテナムで公式戦44試合に出場。イングランド代表として2026年ワールドカップ3位も経験し、同年夏には約3000万ポンドでインテルへ完全移籍しました。

前年開幕時は圏外でしたが、クラブと代表での実績、さらにインテル移籍を経て4000万ユーロまで上昇しています。ウイングバックを重視するイタリアで、攻撃力をどこまで伸ばせるか注目です。

9位 ヨシプ・スタニシッチ

市場価値:4000万ユーロ(約72億円)

所属:FCバイエルン・ミュンヘン
国籍:クロアチア
年齢:26歳

ヨシプ・スタニシッチは、右サイドバックだけでなく左サイドバックとセンターバックにも対応できる守備者です。派手な突破を繰り返すタイプではありませんが、戦術理解度と守備の安定感に優れています。

2025/26シーズンはバイエルンで公式戦43試合に出場し、3得点3アシストを記録しました。最終ラインの複数ポジションを埋めながら、攻撃面でも数字を残しています。

前年開幕時は圏外でしたが、今回は4000万ユーロでランクインしました。

7位 ペドロ・ポロ

市場価値:4500万ユーロ(約81億円)

所属:トッテナム・ホットスパーFC
国籍:スペイン
年齢:27歳

7位タイはトッテナムのペドロ・ポロです。右サイドからのクロスやミドルシュート、セットプレーなど、攻撃面で違いを作れるサイドバックとして知られています。

2025/26シーズンは公式戦46試合に出場して2得点を記録。プレミアリーグでは34試合1得点2アシストを残しました。チームがリーグ戦で苦しむなかでも、継続して出場した稼働率の高さは評価できます。

市場価値は前年開幕時の3800万ユーロから4500万ユーロへ700万ユーロ上昇し、順位も9位から7位タイへ上がりました。2026年ワールドカップを制したスペイン代表の一員となったことも、評価を後押ししています。

7位 ティノ・リヴラメント

市場価値:4500万ユーロ(約81億円)

所属:ニューカッスル・ユナイテッドFC
国籍:イングランド
年齢:23歳

ティノ・リヴラメントも4500万ユーロで7位タイです。スピードと対人守備に優れ、右だけでなく左サイドバックでもプレーできます。

2025/26シーズンは負傷の影響を受け、公式戦26試合の出場にとどまりました。それでもイングランド代表の2026年ワールドカップメンバーに選出され、市場価値は前年開幕時の4000万ユーロから4500万ユーロへ上昇しています。

順位は前年開幕時と同じ7位タイですが、金額は500万ユーロ増加しました。23歳という年齢と左右両サイドへの対応力を考えると、コンディションが安定すれば上位進出も期待できます。

6位 マテウス・ヌネス

市場価値:5000万ユーロ(約90億円)

所属:マンチェスター・シティFC
国籍:ポルトガル
年齢:28歳

6位はマンチェスター・シティのマテウス・ヌネスです。本来はセントラルミッドフィールダーですが、右サイドバックへのコンバートによって新たな役割を確立しました。

2025/26シーズンは公式戦49試合に出場し、1得点8アシストを記録。プレミアリーグでも35試合1得点5アシストを残しました。中盤で培ったボール運びやパス能力を、後方からのビルドアップに生かしています。

前年開幕時は右サイドバックのランキング圏外でしたが、今回は5000万ユーロで6位に入りました。ポジション変更によって市場価値ランキングに登場した、現代サッカーらしい例といえるでしょう。

3位 リース・ジェームズ

市場価値:6000万ユーロ(約108億円)

所属:チェルシーFC
国籍:イングランド
年齢:26歳

6000万ユーロで3位タイに入ったのは、チェルシーのキャプテンを務めるリース・ジェームズです。強靱なフィジカル、高精度のキック、対人守備を兼ね備え、中盤でもプレーできます。

過去数シーズンは負傷によって出場数を伸ばせませんでしたが、2025/26シーズンは公式戦39試合に出場し、2得点6アシストを記録。プレミアリーグでも29試合に出場しました。

前年開幕時は圏外でしたが、稼働率を改善したことで6000万ユーロまで評価を戻しています。2026年3月にはチェルシーとの契約を2032年まで延長しており、クラブの中心選手としての立場も明確です。

3位 ジュール・クンデ

市場価値:6000万ユーロ(約108億円)

所属:FCバルセロナ
国籍:フランス
年齢:27歳

ジュール・クンデも6000万ユーロで3位タイです。センターバックとしての守備力を持ちながら、バルセロナでは主に右サイドバックとして起用されています。

2025/26シーズンは公式戦46試合に出場し、3得点4アシストを記録。UEFAチャンピオンズリーグのフランクフルト戦ではヘディングで2得点を挙げるなど、攻撃面でも印象的な働きを見せました。

市場価値は前年開幕時の6500万ユーロから6000万ユーロへ500万ユーロ減少しましたが、順位は3位を維持しています。金額はわずかに下がったものの、右サイドバックとセンターバックを高水準でこなせる価値は変わっていません。

3位 トレント・アレクサンダー=アーノルド

市場価値:6000万ユーロ(約108億円)

所属:レアル・マドリード
国籍:イングランド
年齢:27歳

3位タイのもう1人は、レアル・マドリードのトレント・アレクサンダー=アーノルドです。右サイドバックから長短のパスを供給し、ゲームメーカーのように攻撃を組み立てられます。

2025年夏にリヴァプールからレアル・マドリードへ移籍。加入初年度となった2025/26シーズンは負傷離脱もあり、公式戦30試合で4アシストという成績でした。

市場価値は前年開幕時の7500万ユーロから6000万ユーロへ1500万ユーロ減少し、順位も2位から3位タイへ後退しました。今回の継続ランクイン組では最大の下落額です。新しいリーグへの適応と負傷の影響が重なりましたが、他の右サイドバックにはないパス能力は依然として大きな武器です。

2位 ユリエン・ティンバー

市場価値:7000万ユーロ(約126億円)

所属:アーセナルFC
国籍:オランダ
年齢:25歳

2位はアーセナルのユリエン・ティンバーです。右サイドバックを中心に、左サイドバックやセンターバックにも対応でき、対人守備とボール保持の両面で高い能力を発揮します。

2025/26シーズンは公式戦44試合に出場して4得点を記録。プレミアリーグでは30試合3得点を残し、アーセナルのリーグ制覇に貢献しました。開幕直後のリーズ戦で2得点1アシストを記録するなど、攻撃面でも存在感を示しています。

市場価値は前年開幕時の5500万ユーロから7000万ユーロへ1500万ユーロ上昇し、順位も4位から2位へ浮上。今回の継続ランクイン組では最大の上昇額となりました。守備の安定感と複数ポジションへの対応力が、高い評価につながっています。

1位 アクラフ・ハキミ

市場価値:8000万ユーロ(約144億円)

所属:パリ・サンジェルマンFC
国籍:モロッコ
年齢:27歳

1位はパリ・サンジェルマンのアクラフ・ハキミです。圧倒的なスピードと縦への推進力を持ち、サイドバックでありながらフィニッシュやラストパスにも関与できます。

2025/26シーズンは公式戦32試合で3得点を記録。UEFAチャンピオンズリーグでは13試合1得点6アシストを残し、PSGのリーグ・アンとチャンピオンズリーグ連覇に貢献しました。

市場価値は前年開幕時と同じ8000万ユーロで、順位も首位を維持しています。2025年のアフリカ年間最優秀選手にも選ばれており、攻撃型右サイドバックの基準となる存在です。

2025/26シーズン開幕時との比較表

前年開幕時から続けてランクインした6人の変化は以下の通りです。

選手2025/26開幕時2026/27開幕直後市場価値の増減順位の変化
ペドロ・ポロ9位・3800万€7位・4500万€+700万€9位→7位
ティノ・リヴラメント7位・4000万€7位・4500万€+500万€7位→7位
ジュール・クンデ3位・6500万€3位・6000万€-500万€3位→3位
トレント・アレクサンダー=アーノルド2位・7500万€3位・6000万€-1500万€2位→3位
ユリエン・ティンバー4位・5500万€2位・7000万€+1500万€4位→2位
アクラフ・ハキミ1位・8000万€1位・8000万€変動なし1位→1位

新たにトップ10へ入った6人

  • ウェズレイ:4000万ユーロ、9位タイ
  • マイケル・カヨデ:4000万ユーロ、9位タイ
  • ジェド・スペンス:4000万ユーロ、9位タイ
  • ヨシプ・スタニシッチ:4000万ユーロ、9位タイ
  • マテウス・ヌネス:5000万ユーロ、6位
  • リース・ジェームズ:6000万ユーロ、3位タイ

新たに入った6人の中では、リース・ジェームズが6000万ユーロで3位タイに入りました。負傷から稼働率を改善したことが大きく、トップクラスの能力を市場価値の上でも再び示しています。

マテウス・ヌネスは、中盤から右サイドバックへ主戦場を移したことで新たに登場しました。選手の評価が急上昇したケースだけでなく、ポジション分類の変化によってランキングに入ったケースも含まれています。

トップ10圏外となった5人

  • デンゼル・ダンフリース:前年開幕時10位タイ、3500万ユーロ
  • マロ・グスト:前年開幕時10位タイ、3500万ユーロ
  • リコ・ルイス:前年開幕時7位タイ、4000万ユーロ
  • ベン・ホワイト:前年開幕時6位、4500万ユーロ
  • ジェレミー・フリンポン:前年開幕時5位、5000万ユーロ

ランキングから外れた理由は、市場価値の下落だけとは限りません。データ上でウイングバックや中盤、センターバックなど別のポジションに分類された場合もあります。そのため、圏外になったことだけで選手の評価が大幅に下がったとは判断できません。

首位は変わらず、トップ10入りの基準は上昇

今回の12人の市場価値合計は6億3000万ユーロです。前年開幕時は11人で5億5800万ユーロだったため、合計では7200万ユーロ、約12.9%増加しました。

ただし、同順位を含む選手数が11人から12人へ増えているため、単純な合計だけでは市場の変化を判断できません。1人当たりの平均や中央値も合わせて見る必要があります。

指標2025/26開幕時2026/27開幕直後変化
ランクイン人数11人12人+1人
市場価値合計5億5800万€6億3000万€+7200万€
1人当たりの平均約5070万€5250万€約+180万€
中央値4500万€4750万€+250万€
首位の市場価値8000万€8000万€変動なし
ランキング最下限3500万€4000万€+500万€

平均市場価値の上昇率は約3.5%にとどまりますが、中央値は4500万ユーロから4750万ユーロへ上昇しました。さらに、トップ10へ入る最低額も3500万ユーロから4000万ユーロへ上がっています。

首位のハキミは8000万ユーロを維持しており、最上位の価格が急騰したわけではありません。むしろ4000万から6000万ユーロの選手層が厚くなったことで、ランキング全体の水準が底上げされています。

ティンバーがハキミに接近、トレントは評価を下げる

前年開幕時からの最大上昇は、ティンバーの1500万ユーロです。プレミアリーグ優勝に貢献し、右サイドバックだけでなく左右のサイドバックとセンターバックをこなせる点が高く評価されました。

一方、最大の下落はトレント・アレクサンダー=アーノルドの1500万ユーロです。レアル・マドリード加入初年度は負傷もあり、十分な出場時間を確保できませんでした。順位も2位から3位タイへ後退し、ティンバーに逆転されています。

ただし、両者は同じ右サイドバックでも特徴が異なります。ティンバーは対人守備と複数ポジションへの対応力、トレント・アレクサンダー=アーノルドはゲームメイクと長距離のパスが最大の武器です。市場価値の変化は、単純な能力差ではなく、直近の稼働率やチームでの役割も反映しています。

プレミアリーグ勢がランキングの半数を占める

今回ランクインした12人のうち、6人がプレミアリーグ所属です。

  • マイケル・カヨデ
  • ペドロ・ポロ
  • ティノ・リヴラメント
  • マテウス・ヌネス
  • リース・ジェームズ
  • ユリエン・ティンバー

6人の合計市場価値は3億1000万ユーロで、ランキング全体の約49.2%を占めます。ただし、前年開幕時にはアーセナルからティンバーとベン・ホワイト、マンチェスター・シティからリコ・ルイスが入っていたのに対し、今回は12人全員の所属クラブが異なります。

特定の強豪クラブが複数の高額右サイドバックを抱える構図から、各クラブの主力が1人ずつ並ぶランキングへ変化しました。

右サイドバックは若さより完成度が重視される

今回の12人の平均年齢は約25.6歳です。25歳以下は、ウェズレイ、カヨデ、リヴラメント、ティンバーの4人にとどまります。

左サイドバック編の平均年齢が約23.6歳だったことを考えると、右サイドバックは比較的経験を積んだ選手が高く評価されています。攻撃参加のタイミング、ビルドアップでの立ち位置、守備時のポジショニングなど、経験によって磨かれる能力が重視されるポジションだからでしょう。

ハキミ、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ポロのように攻撃を作れるタイプ、ティンバー、クンデ、スタニシッチのようにセンターバックを兼任できるタイプ、ヌネスやジェームズのように中盤でプレーできるタイプが共存しています。

共通するのは、単なるサイドの守備者ではないことです。右サイドバックにどのような役割を与えるかによって、チーム全体のシステムが変わる時代になっています。

まとめ

2026/27シーズン開幕直後の右サイドバック市場では、ハキミが8000万ユーロで首位を維持しました。その背後ではティンバーが1500万ユーロ上昇して2位へ浮上し、トップとの差を縮めています。

前年開幕時から継続してランクインしたのは6人で、残る6人は新たにトップ10へ入りました。ウェズレイやカヨデのように若く攻撃力のある選手だけでなく、サイドバックへ転向したヌネス、負傷から復調したジェームズも加わり、顔ぶれは大きく変化しています。

市場価値の合計は約12.9%増えましたが、首位の金額は変わっていません。今回の特徴は、一部のスターだけが値上がりしたことではなく、トップ10入りの最低額が3500万ユーロから4000万ユーロへ上昇したことです。

攻撃力、ビルドアップ、複数ポジションへの対応力。求められる役割が広がるなかで、右サイドバック全体の市場価値も着実に底上げされています。

2026/2027シーズン開幕直後ポジション別市場価値ランキング

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