試合の流れを司り、攻守のバランスを取るセントラルミッドフィールダーは、現代サッカーにおける最重要ポジションのひとつです。今回は、2025年8月時点のTransfermarktのデータをもとに、世界のセントラルミッドフィールダー市場価値ランキングTOP5を紹介し、あわせて注目選手を1名ピックアップしています。
セントラルミッドフィールダー編
【1位 ペドリ|Pedri】
市場価値:1億4000万€(約238億円)
所属クラブ:FCバルセロナ(スペイン)
国籍:スペイン/年齢:22歳
バルセロナとスペイン代表の未来を担う若き司令塔。卓越したパスセンスと視野の広さに加え、試合を落ち着かせるポジショニングと判断力も一級品です。怪我による離脱も多いものの、ピッチに立てば存在感は圧倒的。今季はコンディションが万全であれば、さらなる活躍が期待されます。
【2位 フェデリコ・バルベルデ|Federico Valverde】
市場価値:1億3000万€(約221億円)
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
国籍:ウルグアイ/年齢:27歳
驚異的な運動量とフィジカルを活かした“ボックス・トゥ・ボックス”型MFとして、今やレアルの中盤に不可欠な存在。守備と攻撃の両局面で高いパフォーマンスを発揮し、試合のテンポを自在にコントロールします。戦術理解度の高さも光り、今後さらに市場価値が伸びる可能性もあります。
【3位 デクラン・ライス|Declan Rice】
市場価値:1億2000万€(約204億円)
所属クラブ:アーセナルFC(イングランド)
国籍:イングランド/年齢:26歳
守備的なセントラルMFとしては世界最高クラスの評価を受けるライス。アーセナルではプレッシングの起点として機能し、ボール奪取力と安定した配球で中盤の潤滑油となっています。パフォーマンスは非常に安定しており、クラブの躍進にも大きく貢献しています。
【4位 アレクシス・マク・アリスター|Alexis Mac Allister】
市場価値:1億€(約170億円)
所属クラブ:リヴァプールFC(イングランド)
国籍:アルゼンチン/年齢:26歳
2022年W杯制覇以降、プレーメイカーとしての評価を急上昇させたマク・アリスター。リヴァプールではインサイドハーフやアンカー的な役割でも機能し、戦術的柔軟性の高さが評価されています。今季はより攻撃的な役割での活躍が期待される中、中盤の要としての信頼も厚いです。
【5位 ヴィティーニャ|Vitinha】
市場価値:8000万€(約136億円)
所属クラブ:パリ・サンジェルマンFC(フランス)
国籍:ポルトガル/年齢:25歳
PSGの中盤を支えるテクニカルなMFで、足元の技術と判断力に優れたプレーヤー。守備への貢献度も高まりつつあり、ゲームメイク面でも重要な役割を担っています。チームのビルドアップにおけるキーマンとして、今季も多くの出場機会が見込まれています。
注目選手:ガビ(Gavi)
市場価値:7500万€(約127.5億円)
所属クラブ:FCバルセロナ(スペイン)
国籍:スペイン/年齢:21歳
激しいプレースタイルと豊富な運動量で、中盤にエネルギーを与える存在。ペドリと並んでバルセロナの未来を託される存在として注目されてきましたが、近年は怪我による離脱が続いています。それでも、復帰すればすぐにチームの中核を担うとみられており、今後の再浮上に期待がかかります。
まとめ
ペドリやバルベルデといった実績と若さを兼ね備えた選手たちが市場価値の上位を占める一方で、マク・アリスターやライスのように各クラブで結果を出し続ける中堅勢も評価を高めています。さらにガビのような復活が待たれる若手も控えており、セントラルミッドフィールダーの競争は今季も激しさを増しそうです。

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