チームの最後の砦として勝敗を左右するゴールキーパー（GK）。一瞬の判断力と安定感が求められるこのポジションでは、信頼性と経験の両方が市場価値に大きく影響します。今回は、2025年8月時点のTransfermarktのデータをもとに、GK市場価値TOP5と注目選手1名を紹介します。
ゴールキーパー編
【1位 ディオゴ・コスタ｜Diogo Costa】
市場価値：4000万€（約68億円）
所属クラブ：FCポルト（ポルトガル）
国籍：ポルトガル／年齢：25歳
若手の成長株として注目されてきたコスタは、ポルトガル代表の正守護神としても地位を確立。ビルドアップ能力に優れ、精度の高いフィードで攻撃の起点にもなれるモダンGKの代表格です。今季の活躍次第ではビッグクラブへの移籍も現実味を帯びており、今後の市場価値上昇が期待されています。
【1位 ジャンルイジ・ドンナルンマ｜Gianluigi Donnarumma】
市場価値：4000万€（約68億円）
所属クラブ：パリ・サンジェルマンFC（フランス）
国籍：イタリア／年齢：26歳
ユーロ制覇で一気に名を馳せた大型GK。PSGでは安定した守備を見せているものの、近年はクラブのプレッシャーやビルドアップに課題を残す場面も。それでもその反応速度とシュートストップ力は世界トップクラスで、依然として高い市場価値を誇ります。
【1位 ダビド・ラヤ｜David Raya】
市場価値：4000万€（約68億円）
所属クラブ：アーセナルFC（イングランド）
国籍：スペイン／年齢：29歳
昨季アーセナルの正GKの座を確保し、タイトル争いに貢献。安定感のあるセービングと足元の技術の高さが評価されており、プレミアリーグにおいても存在感を発揮しています。GKとしての完成度が高く、今後数年は高いパフォーマンスを維持しそうです。
【1位 グレゴール・コベル｜Gregor Kobel】
市場価値：4000万€（約68億円）
所属クラブ：ボルシア・ドルトムント（ドイツ）
国籍：スイス／年齢：27歳
安定感のある守備と高い反応速度で、ブンデスリーガ屈指のGKに成長。ドルトムントの守護神として信頼されており、CLでも好パフォーマンスを見せました。地道に評価を高めてきたタイプで、今後の活躍次第ではさらなる市場価値上昇も期待できます。
【5位 グリエルモ・ヴィカーリオ｜Guglielmo Vicario】
市場価値：3200万€（約54.4億円）
所属クラブ：トッテナム・ホットスパー（イングランド）
国籍：イタリア／年齢：28歳
トッテナムで2024/25シーズンに大ブレイクした新守護神。シュートストップ能力に優れており、特に1対1の場面での対応力が高く評価されています。プレミアの中でも出色の反射神経を持ち、今後代表定着やさらなるビッグクラブ移籍の可能性もあります。
注目選手：マイク・メニャン（Mike Maignan）
市場価値：3000万€（約51億円）
所属クラブ：ACミラン（イタリア）
国籍：フランス／年齢：30歳
一時は市場価値でトップを争っていたメニャンだが、近年は怪我や出場機会の影響もありやや下降気味。しかし、反射速度とゲームリーディング、キック精度に優れており、健康な状態であればいまだ世界屈指のGKとの評価は健在。今季の完全復活に注目が集まります。
まとめ
GK市場は突出した選手が少なく、4000万€前後に複数の選手が並ぶ混戦模様。コスタやコーベルのような成長株と、ドンナルンマやラヤのような実力者が市場価値を争う構図となっています。今季のパフォーマンス次第で一気に勢力図が変わる可能性もあり、注視が必要なポジションです。
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