【最新版 2025/2026シーズン開幕直後】センターフォワードの市場価値ランキングTOP10

総合ランキングに続いて取り上げるのは、サッカーにおいて最も注目を集めるポジションのひとつであるセンターフォワードです。試合の勝敗を左右するゴールを決める役割を担う彼らは、常に世界中のファンやメディアから注目され、その市場価値は得点力や勝負強さ、さらにはチーム戦術への適応力によって大きく変動します。

2025/2026シーズン開幕直後のランキングでも、世界のトップストライカーたちが上位に名を連ねています。アーリング・ハーランドを筆頭に、絶対的な得点源として君臨する選手がいれば、若くして才能を開花させ急速に評価を高める新鋭も登場しており、ベテランと新世代のぶつかり合いが鮮明に表れています。センターフォワードというポジションは常に競争が激しく、わずかな調子の変化や移籍によっても市場価値が揺れ動く点が特徴です。

本記事では、そんなセンターフォワードの最新市場価値ランキングTOP10を紹介します。ゴールを量産し続ける世界的スーパースターから、新シーズンに飛躍が期待される若手ストライカーまで、今もっとも注目すべき10人の「ゴールハンター」たちをチェックしていきましょう。

目次

市場価値ランキング – センターフォワード編

10位 ハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)

7500万€(127億5,000万円)

2024/25シーズン、ケインはバイエルン・ミュンヘン移籍2年目を迎え、ブンデスリーガの得点王争いをリードしました。リーグ戦では31試合に出場し26ゴールを記録。プレミア時代から磨き上げたポストプレーと決定力は健在で、レヴィーの後釜としてチームの攻撃を支えました。単にゴールを決めるだけでなく、下がってボールを受けて配給し、サネやムシアラらを走らせる組み立ての面でも大きな役割を果たしています。CLでも勝負所で得点に絡み、大舞台での勝負強さを示しました。

ケインの強みは多彩な得点パターンです。ペナルティエリア内でのワンタッチゴール、強烈なミドル、さらには正確なヘディングと、どの局面でもゴールを狙える万能型ストライカーです。加えて視野の広さからアシスト数も安定しており、単なるフィニッシャーにとどまらない総合力を備えています。

市場価値は2025年9月時点で7,500万ユーロ(約127億5,000万円)と評価。30代に入っても世界屈指のストライカーであり続け、イングランド代表でもEURO2024で得点を挙げるなどリーダーシップを発揮しました。迎えた2025/26シーズン序盤もブンデスリーガでゴールを重ねており、衰えを感じさせないプレーでクラブと代表を支える姿は、今なお第一線で輝き続ける“完成されたストライカー”そのものです。

6位 マーカス・テュラム(インテルナツィオナーレ・ミラノ)

7500万€(127億5,000万円)

2024/25シーズン、テュラムはインテルの攻撃陣で確固たる地位を築きました。セリエAでは32試合に出場し14ゴール4アシストを記録。ルカクの後釜として加入した昨季から存在感を増し、今やラウタロ・マルティネスとの2トップはリーグ屈指の破壊力を誇ります。体格を活かしたポストプレーに加え、ドリブルで運べる推進力も兼ね備え、攻撃の起点として幅広く機能しました。特にビッグマッチでの決定力は際立ち、ユヴェントス戦やミラノ・ダービーで勝負を決める活躍を見せました。

テュラムの特徴は、その万能性にあります。センターフォワードとしてゴール前で構えるだけでなく、左サイドに流れて仕掛けたり、味方にスペースを与える動きも得意。高さと速さを併せ持つため、相手DFにとって非常に対応が難しい選手です。また守備面でのプレス参加も積極的で、インテルのハイインテンシティな戦術に適応しています。

市場価値は2025年6月時点で7,500万ユーロ(約127億5,000万円)。フランス代表でもEURO2024で出場機会を重ね、国際舞台での経験を積みました。迎えた2025/26シーズン序盤も安定して先発を続け、ゴールとアシストで結果を残しています。今やインテルの攻撃をけん引するストライカーとして、今後もセリエAと欧州の舞台で大きな注目を集める存在です。

6位 ヴィクトル・ギェケレシュ(アーセナル)

7500万€(127億5,000万円)

2024/25シーズン、ギョケレスはスポルティングCPで大ブレイクを果たしました。プリメイラ・リーガでは33試合で39ゴール7アシストという驚異的な数字を残し、得点王とアシストランキング上位を同時に獲得。強靭なフィジカルと推進力で相手を圧倒し、自らフィニッシュまで持ち込む力は欧州でも屈指のレベルへと到達しました。さらにヨーロッパリーグでもゴールを重ね、欧州の舞台で確かなインパクトを与えました。

その活躍により、2025年夏にアーセナルが獲得を決断。移籍金はクラブ史上最高額級とされ、プレミアリーグでも屈指の注目補強となりました。ギョケレスは既に開幕からリーグ戦で得点を挙げており、アルテタのチームにスピードとパワーを兼ね備えた新たなストライカーとして加わっています。ヌニェス型の強烈な突破力と、ラカゼットを思わせるポストプレーを融合させたプレースタイルは、サカやマルティネッリとの相性も抜群です。

市場価値は2025年9月時点で7,500万ユーロ(約127億5,000万円)。スウェーデン代表のエースとしてもEURO2024で活躍し、国際舞台での評価も急上昇しました。まだ26歳と脂が乗る時期に入り、アーセナルでプレミア制覇を狙う中核選手として大きな期待を背負っています。今季はプレミアでの得点王争いに加わる可能性も高く、キャリア最大の飛躍の年となるでしょう。

6位 オマル・マルムシュ(マンチェスター・シティFC)

7500万€(127億5,000万円)

2024/25シーズン、マルムシュはフランクフルトからマンチェスター・シティへ移籍し、ビッグクラブでも十分に通用する実力を証明しました。プレミアリーグでは主に途中出場から結果を残し、リーグ戦では15ゴール9アシストをマーク。ハーランドやアルバレスといった競争相手の中で存在感を発揮し、シティの前線に新たな選択肢をもたらしました。柔軟なポジショニングで中央にもサイドにも顔を出し、攻撃のリズムを変えられる点はペップ・グアルディオラの戦術にマッチしています。

マルムシュの特徴は、高い決定力と献身性を併せ持つ点です。スピードに乗ったドリブルから一気にゴールを狙う力があり、さらに守備面でも前線からのチェイシングを欠かさず、チーム全体の強度を高めます。大柄ながら足元の技術も柔らかく、周囲とのコンビネーションにも優れているため、ハーランドとは異なるタイプのストライカーとして重宝されています。

市場価値は2025年6月時点で7,500万ユーロ(約127億5,000万円)。エジプト代表でも主力を務め、国際舞台での経験も積み重ねています。迎えた2025/26シーズン序盤もリーグ戦で既にゴールに絡んでおり、出場時間に比例して結果を残す“効率の良さ”が際立っています。今後、シティの攻撃陣でさらに序列を高めることができれば、評価は一層高まるでしょう。

6位 ウーゴ・エキティケ(リヴァプール)

7500万€(127億5,000万円)

2024/25シーズン、エキティケはパリ・サンジェルマンからフランクフルトにレンタル移籍し、ブンデスリーガで得点力を開花させました。リーグ戦では33試合に出場して15ゴールを記録し、欧州の舞台でも存在感を発揮。鋭い抜け出しとフィニッシュの精度が評価され、若手ストライカーとして急成長を遂げました。フィジカルの強さに加え、前線でボールを収めて味方を活かすプレーも増え、単なるゴールゲッターから“ストライカー+チャンスメイカー”へと幅を広げたシーズンとなりました。

その活躍が評価され、2025年夏にリヴァプールが獲得を決断。高額移籍金で加入したエキティケは、プレミアリーグの新シーズンでも開幕から出場機会を得ており、既にゴールを挙げるなど存在感を示しています。リヴァプールはサラーやジョッタの後継者探しが課題とされてきましたが、エキティケはその答えとなり得る逸材です。

市場価値は2025年6月時点で7,500万ユーロ(約127億5,000万円)。フランスU-21代表としても中心的役割を担い、今後A代表定着も見込まれています。まだ22歳と若く、成長の伸びしろは大きいだけに、リヴァプールでの飛躍が今後のキャリアを決定づけるシーズンになるでしょう。

5位 ラウタロ・マルティネス(インテルナツィオナーレ・ミラノ)

9500万€(161億5,000万円)

2024/25シーズン、ラウタロはインテルのキャプテンとして攻撃をけん引しました。セリエAでは31試合に出場し12ゴールを記録、得点ランキングでも常に上位に名を連ね、チームのスクデット争いに大きく貢献しました。強靭なフィジカルと駆け引きに優れた動き出しでゴール前に迫り、勝負どころで確実に得点を奪える決定力はまさにワールドクラス。さらに前線からの献身的な守備も怠らず、インテルのハイプレス戦術に欠かせない存在となっています。

ラウタロの強みは、単なる点取り屋ではなく“チームの潤滑油”であることです。中盤に下がってボールを受け、味方を活かすパスを供給できるため、テュラムとの2トップはセリエA屈指のコンビネーションを誇ります。大一番でも安定したパフォーマンスを発揮し、ミラノ・ダービーでの得点など、クラブの象徴としてサポーターから絶大な信頼を得ています。

市場価値は2025年6月時点で9,500万ユーロ(約161億5,000万円)。アルゼンチン代表でもエースとしてプレーし、コパ・アメリカやW杯予選で決定的なゴールを重ねています。迎えた2025/26シーズン序盤も開幕からゴールを記録し、キャプテンとしてのリーダーシップを発揮。今やインテルの心臓部として、国内外でのさらなるタイトル獲得を目指す姿は“頼れるエース”そのものです。

4位 フリアン・アルバレス(マンチェスター・シティFC)

1億万€(170億円)

2024/25シーズン、アルバレスはマンチェスター・シティからアトレティコ・マドリードへ移籍し、スペインでの新たな挑戦をスタートさせました。シティでは層の厚い攻撃陣の中でローテーション起用が中心でしたが、アトレティコでは加入直後からスタメンの座を掴み、持ち前の得点力とハードワークでディエゴ・シメオネ監督の信頼を獲得。ラ・リーガ序盤戦で得点とアシストの両面に絡み、チームの攻撃を牽引しています。

アルバレスの強みは、ゴール前での決定力と多彩なポジション適性にあります。ストライカーとしてゴールを狙うだけでなく、セカンドトップやサイドでのプレーにも対応でき、シメオネの戦術に柔軟性をもたらしました。特に守備時の献身性はアトレティコのスタイルに完全にフィットしており、前線からのプレスでも大きな役割を果たしています。

市場価値は2025年9月時点で1億ユーロ(約170億円)。アルゼンチン代表としても引き続き主力に名を連ね、代表戦でも結果を残しています。迎えた2025/26シーズン序盤も好調を維持しており、マドリードの新たなエース候補としてその存在感は日に日に増しています。24歳という年齢を考えれば、ここからさらに成長し、世界屈指のフォワードへと進化する可能性を大いに秘めています。

3位 アレクサンダー・イサク(リヴァプール)

1億2000万€(204億円)

2024/25シーズン、イサクはニューカッスルのエースとしてプレーし、プレミアリーグで34試合23ゴールを挙げる活躍を見せました。長身ながら柔らかい足元の技術と抜群の得点感覚を兼ね備え、ビッグ6相手の試合でも結果を残す勝負強さを発揮。ドリブルで運んで自ら仕留める力と、エリア内での冷静なフィニッシュを併せ持ち、プレミア屈指のストライカーとしての地位を確立しました。

その活躍が認められ、2025年夏にリヴァプールがクラブ史上最高額級の補強として獲得。クロップ退任後の新体制において、攻撃の軸を任される存在となりました。左利きのフィニッシャーとしてゴール前に構えるだけでなく、下がってボールを引き出し、両ウイングを活かすプレーでも貢献。サラー後の世代交代を見据えるリヴァプールにとって、まさに「未来の大黒柱」として期待されています。

市場価値は2025年6月時点で1億2,000万ユーロ(約204億円)。スウェーデン代表でも絶対的エースとしてプレーし、EURO2024予選や本大会でもゴールを重ねました。迎えた2025/26シーズン序盤もすでに得点を挙げ、新天地での適応力を示しています。まだ25歳と成長期にあり、プレミアを代表するストライカーから世界トップクラスへ飛躍する可能性を十分に秘めています。

1位 キリアン・エムバペ(レアル・マドリード)

1億8000万€(306億円)

024/25シーズン、エムバペは念願のレアル・マドリード移籍を果たし、白い巨人の新たなエースとして大きな注目を集めました。ラ・リーガでは加入初年度から得点を量産し、ヴィニシウス、ベリンガムとの新生攻撃トリオはリーグを席巻。得点ランキングの上位を争いながら、重要な試合でも決定的な仕事を果たし、レアルの攻撃を象徴する存在となりました。チャンピオンズリーグでも持ち前の爆発力を発揮し、ビッグマッチで違いを生む力を示しています。

エムバペの特長は、圧倒的なスピードと決定力、そして勝負強さです。相手守備陣を一瞬で置き去りにする加速力と、ゴール前での冷静なフィニッシュは依然として世界最高水準。加えて、ポジショニングや連携面での成熟も見られ、ヴィニシウスとのコンビネーションは世界屈指の破壊力を誇ります。

市場価値は2025年6月時点で1億8,000万ユーロ(約306億円)。フランス代表でもエースの座を不動のものとし、EURO2024でも主役の一人として活躍しました。迎えた2025/26シーズン序盤もレアルの前線を牽引し続けており、26歳にして既に歴史的なレベルに到達しつつあります。クラブと代表双方で中心的な役割を担い、今後も世界サッカーを代表するスターとして輝き続けることは間違いありません。

1位 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティFC)

1億8000万€(306億円)

ハーランドは2024/25シーズンもマンチェスター・シティの破壊的な得点源でした。プレミアリーグでは31試合22ゴールを挙げ、再び得点王に輝きました。高さと強靭なフィジカルに加え、ポジショニングの鋭さでわずかな隙も見逃さず、シンプルな形からでも確実にゴールを奪える圧倒的なストライカーとして君臨しました。

チャンピオンズリーグでも得点を重ね、欧州の舞台でその存在感を発揮。デ・ブライネやフォーデンといったトップクラスの司令塔からの供給を受けることで、持ち味を最大限に発揮しました。守備を固める相手に対してもワンタッチで仕留められる冷静さがあり、シティの攻撃を一段階引き上げています。

市場価値は1億8,000万ユーロ(約306億円)。迎えた2025/26シーズン序盤もすでに複数ゴールを記録し、コンディションの良さを証明。プレミア連覇、そして二度目のCL制覇を目指すシティにとって、今季もハーランドの得点力は最大の武器となるでしょう。

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まとめ

2025/2026シーズン開幕直後のセンターフォワード市場価値ランキングTには、サッカー界を代表する絶対的ストライカーと、次世代を担う才能が並びました。1位には、同額で並んだキリアン・エムバペ(レアル・マドリード/1億8000万ユーロ=約306億円)アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/同)が君臨。現代サッカーの二大ゴールゲッターとして、その価値は揺るぎないものとなっています。エムバペは新天地マドリードでの挑戦が始まり、ハーランドはシティでの圧倒的な決定力を武器に、今シーズンも得点王争いの中心で輝くことが期待されます。

その背後には、確実に評価を高めている新世代のストライカーが続きます。アレクサンダー・イサク(リヴァプール/1億2000万ユーロ=約204億円)はプレミアリーグでのゴール量産を背景に急上昇し、フリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ/1億ユーロ=約170億円)は多彩なプレースタイルと勝負強さで価値を伸ばしました。さらに、ラウタロ・マルティネス(インテル/9500万ユーロ=約161億5000万円)もアルゼンチン代表とクラブ双方で安定した活躍を見せ、引き続き高い評価を維持しています。

今回のランキングからは、エムバペとハーランドという“二大巨頭”が依然として頂点を独占しながらも、その下にはイサクやアルバレスといった新星が急速に迫っている構図が浮かび上がります。センターフォワードというポジションは、わずかな結果の積み重ねで評価が大きく変動する世界。今シーズンもこの激しい競争の中から、さらなるスターが誕生する可能性は十分にあるでしょう。

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